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英国史上まれに見る極悪人として名高いリチャード三世の真の人物像を探ることを目的としています。
シェイクスピアの描いたリチャード三世以外のリチャード三世像があることを、一人でも多くの方に知っていただければ幸いです。
2012年9月12日、レスターのグレイフライヤーズ修道院跡からリチャード三世の遺骨が発掘されました!(2013年2月4日に調査結果が発表されました)

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Horrible Histories - The Ghost of Richard III

リチャード三世に関するスケッチ。
英BBCの子供向けTVシリーズ "Horrible Histories" の "Series 1, Episode 13"より。

とりあえず関連映画のカテに入れておく。



【関連記事】 Horrible Histories - Richard III Song ― "Series 3, Episode 6" より



グローブ座で役者に演技指導するシェイクスピアの元に、リチャード三世の亡霊が現れ抗議する。



Horrible Histories - The Ghost of Richard III





以下、秋津羽による適当訳。おおまかな内容は合っていると思うものの、聞き取れなかったところも結構あり(汗)。間違っているところは、ご指摘いただけると嬉しいです。

【追記(2012.11.4)】
山川慧さんに最後の台詞についてコメント欄でご教示いただきました。もやもやがすっきりしました。どうもありがとうございました!
……追記ここまで……




<本稽古 リチャード三世 ウィリアム・シェイクスピアによる戯曲>
グローブ座 1600年



シェイクスピア(以下WS): OK!ボズワースの戦。リチャード三世はリッチモンドから逃げているところ。始めて!

注:リチャード三世は、ボズワースの戦でリッチモンド伯ヘンリー・テューダー(後のヘンリー七世)に敗死した *正確には、当時、リッチモンド伯の称号は剥脱されていた



リチャード三世役者(以下Actor): 馬を!馬を!馬と引き換えに我が王国をくれてやる!

<シェイクスピアの戯曲の実際の一部 注:第5幕第4場(ラスト近く)



リチャード三世の亡霊(以下R): ちょっと待て!待て!ワーオ



WS: 会ったことあります?(?)



R: 私は。ミスター・シェイクスピア、リチャード三世の亡霊だ
彼は私役のようだが、どうして、傴僂で、びっこで、腕萎えにするんだ!



WS: 象徴的なものだ。あなたが邪悪で人殺しの国王だって表現する



R: そうじゃない!お前は私のしていないことを書いているだけだ!(?)



WS: あなた、サマセット公を殺したでしょ



R: 殺してない!お前は自分の戯曲に、サマセット公は私が3歳の時に死んだって書いただろ

<亡霊は正しい 注:シェイクスピアの『ヘンリー六世 第ニ部』第5幕第2場 の記述



WS: 3歳児もかんしゃく持ちな事がある



R: 食べ物を床に投げ捨てるのと、公爵の心臓を突き刺すのとは違うぞ!

それに彼は「馬を!馬を!」と言った(?)



Actor: 馬と引き換えに我が王国をくれてやる



R: そんなこと言うな



WS: 何がまずいんです



R:くだらない!1485年までイングランドの田舎には馬はいなかった

注:リチャード三世がボズワースの戦で死んだのは1485年

<亡霊はまた正解>



R:はっきり言って、よりリアルにするならアナグマに乗って逃げることだ



WS: 私はウィリアム・シェイクスピアだ!戯曲を書いて、作り話もする!もし実際にあった通りに書いたら、くだらなくなるし、つまらなくなる。学校みたいに



R: 私は歴史的に正しい書き直し版が欲しいだけだ。私は自分で演じたい



R: アナグマを!アナグマを!アナグマと引き換えに我が王国をくれてやる!

サマセット公の墓参りのために必要なんだ。彼はたまたま何年も前に死んでしまったんだ。私が3歳の時だ。だから、私が彼を刺し殺すなんてできた筈がないのさ!



WS: 彼の劇で私は破滅する(?) 彼の劇のせいで私は破滅だ……



Actor: (?) ぼくは何となく、やな予感がしてたけどね






よくぞサマセット公のことを取り上げてくれました!
シェイクスピア先生は登場人物の年齢を自由に変更しているので、戯曲と史実の年代をまじめに比べると、リチャードが幼児の時にサマセット公(2代サマセット公エドマンド・ボーフォート)を殺したことになってしまうのである。おかげで『ヘンリー六世』の第二部と第三部を読んだ時は、私は頭がどうにかなりそうだった(笑)。

【関連記事】  『ヘンリー六世』 三部作



より正確に言うと3歳じゃなくて2歳の時なんだけどね。第1次セント・オールバンズの戦(1455年5月)を描いているので、1452年10月2日生まれのリチャードはまだ2歳なのだ。数え年なら3歳だけど、英国に数え年ってあるのか?



"A Badger! A Badger!  My kingdom for a badger!" ……笑える。
アナグマに乗って逃げる……それはリアリティがあるんでしょうか?なんだか可愛いけれど、成人男性が乗るには小さすぎるのでは。大きな個体なら体長はそれなりにあるかもしれないが、足が短いのじゃないかと。





"No horses in the English countryside" には混乱した。正直、聞き間違ったかと思った。You Tube のコメント欄でも議論されているが、どうやら、野生馬が田舎を走り回っていなかったということらしい。





おまけ:ばら戦争レポート("Series 3, Episode 6" より)



ニュースレポート形式のばら戦争の紹介。ばら戦争は複雑で分かりにくい、ということが良く分かる(笑)。


Horrible Histories - War Of The Roses Report - Bob Hale






【追記】Horrible Histories のシリーズは、UK盤のDVDが色々出ている。英語字幕あり(English for Hard of Hearing ― 聴覚障碍者用英語字幕)。
Amazon (UK)で購入できる。
Horrible Histories (UK盤 DVD)


但し、リージョン2、PAL形式なので、日本の通常のDVDプレーヤーでは大抵は観ることができない。ご覧になりたい方は、下の記事をご参照ください。

海外のDVDを観るには 1

海外のDVDを観るには 2



最終更新日:2012.11.4




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Horrible Histories - Richard III Song

リチャード三世に関する面白い動画というか曲を見つけた。これは是非とも紹介せねば!と思って、大分経ってしまった……

どのカテゴリーに入れるか迷ったのだが、とりあえず関連映画のカテに。



Horrible Histories - Richard III Song





歌詞はこちら>> Horrible Histories - Richard III Lyrics



以下、秋津羽の適当訳です。いまいちセンスがない訳ですが……ご参考まで。



あなたがたは私を愛してくれるに違いないと思っていました

その望みに私はしがみついていました

なぜなら私は...リチャード三世

そして...みんな王様が大好きでしょう!



私は良い仕事をしたと考えていました

どうして賛成してくれないんです?

私についてひどい噂を広げる人がたくさんいるんです

すべての言葉は嘘

だから私はこの歌を歌います

なぜなら歴史の本は誤ったことを言い続けてきたのだから



足を引きずってはいませんでした

いつも背筋を伸ばして歩いてました

背中にこぶはなかったし

私の腕は問題ありませんでした



王冠を不法に奪ったわけじゃありません

甥であるロンドン塔の王子達を殺してません

テューダー朝のプロパガンダです

全部ばかげてます

今こそリチャード三世について真実を話す時です



兄のエドワード(エドワード四世)が死にました

彼の子供たちは幼くて統治できなかったんです

だから.. 私が王位に就きました

何故駄目なんです?私って抜け目がないんです



トマス・モアは、私がエドワードの息子たちを殺したと歴史書に書きました

シェイクスピアは、彼らの死は邪悪な策略だと言いました

私に言わせれば、彼ら二人は歴史の破壊者です!

彼らは私の印象を台無しにしました

つまり、なんてスキャンダルでしょう!



殺してません

いたいけな幼い世継ぎたちを

彼らをロンドン塔の階段の下に埋めていません

妻に毒を盛ってません

彼女の父親は殺しました

これが私、優しいリチャード

私が悪者に見えますか?



表裏なんかありませんでした

もちろんあなたは賛成してくれるでしょう

私は誤解されている

リチャード三世です



想像できますか?

私は最後のプランタジネットです

ばら戦争でヘンリー(ヘンリー・テューダー=ヘンリー七世)に打ち負かされました



テューダー朝は私のことは気にかけませんでした

今や私は悪者として描かれます

だから人はああ思っているんです...



私の悪事を聞いた時は忘れないで下さい

(クラレンス公ジョージ)をワインの樽で溺死させてません

「馬をくれ、馬の代わりに王国をくれてやる」なんて言ってません

誰がそんなでっち上げを?

ウィリアム・シェイクスピアです もちろん



さあ、私の物語は終わりました

あなたは悪口を耳にしないでしょう

特別な君主リチャード三世について



























歌っているのは Jim Howick 氏。歌が上手で笑顔がいい。リチャード三世にしては少々太めで顎の辺りが気になるが(失礼!)そんなのは瑣末な事です、ええ。



"Horrible Histories" は、英BBC制作のTV番組である(2009年放映)。子供たちが歴史について楽しく学べるようにというコンセプトで作られたらしい。Terry Deary 氏の同名のシリーズ本が元になっている。
TVシリーズは非常に人気で、英国中の6歳から12歳の子の半数近くが観たとのこと。



本の方は以前から知っていて、何か買おうかなーと思っていた。"Measly Middle Ages" とか "Terrible Tudors" とか、歴史オタク的に心惹かれる(笑)タイトルが揃っている。英国以外のものも、近代のものもある。
おそらく、"Horribly Famous" シリーズと似た雰囲気なんじゃないかと思う。Horribly Famous は1冊しか読んでないけれど。どちらのシリーズも、エゲレス流ブラック・ジョーク満載っぽい。



TVシリーズでリチャード三世が取り上げられたのは、"Series 1, Episode 13"と、"Series 3, Episode 6"で、上の曲は Series 3 のもの。
Series 1 のスケッチも見つけたので、別記事に記載した↓

【関連記事】 Horrible Histories - The Ghost of Richard III ― "Series 1, Episode 13" より



Richard III Song の別の動画もあった。歴史上の人物がロイヤルアルバートホールに集まり、コンサートを開く、という設定らしい。なお、最初に登場するのはヴィクトリア女王。「彼は2年しか王位に就いてなかったのよ」とか言っている(ヴィクトリア女王の在位は63年7カ月)。



Horrible Histories Prom 2011 | Richard III Song





最終更新日:2012.10.2




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"Trial of Richard III" (1984)

"Trial of Richard III" (1984)



リチャード三世のMock Trial(模擬裁判)なるものが今までに何度か行われている。容疑はもちろん、甥である"ロンドン塔の二王子"―エドワード五世とヨーク公リチャード―の殺害である。
おそらく最も有名な模擬裁判は、1984年にUKのTV番組(Channel 4)で行われたものだろう。



【Link】 The Trial of Richard III (1984) (Richard III Society 内)



ローレンス・オリヴィエの『リチャード三世』のUK盤DVDの特典ディスクに、この模擬裁判が収められている。私はこれが目当てでUK盤DVDを購入した。結局、その後、米盤DVDも購入した (^_^;) UK盤DVDには字幕がついていないため、Trialの書籍も購入した。



* Richard III (1955) [UK Amazon] : ローレンス・オリヴィエ主演。UK盤DVD(リージョン2、PAL)。特典ディスクとして"Trial of Richard III" (1984)がついている。



* The Trial of Richard III : 書籍(絶版) ISBN: 0862991986
 各出席者の発言を書き起こした本(映画のスクリプトのような感じ)。白黒写真あり。
 UK Amazon  米Amazon : 中古あり



この模擬裁判の動画が数か月前から You Tube で見られるようになっている。
最初の "Introduction" では、Richard III Society (リチャード三世協会)のパトロンである現在のグロースター公リチャード(HRH The Duke of Gloucester, 1944-)が解説をなさっておられる。
場所は、二王子が暗殺されたと伝えられるロンドン塔のブラッディ・タワー







全体で225分あるはずなので、ご覧になる方は長期戦を覚悟してください。もしくは、興味のある所だけご覧になる方が良いかも。
Prosecution で起訴(告発)、Defence で弁護が行われ、最後の Verdict で判決が下されます。



  1. The Trial Of King Richard The Third - Introduction

  2. The Prosecution (2)

  3. The Prosecution (3)

  4. The Prosecution (4)

  5. The Prosecution (5)


  6. The Prosecution (6)

  7. The Prosecution (7)

  8. The Prosecution (8)

  9. The Prosecution (9)

  10. The Prosecution (10)

  11. The Prosecution (11)


  12. The Defence (12)

  13. The Defence (13)

  14. The Defence (14)

  15. The Defence (15)

  16. The Defence (16)


  17. The Defence (17)

  18. The Defence (18)


  19. The Prosecution(19)

  20. The Defence (20)

  21. The Defence (21)

  22. Verdict (22 - final)




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BBCシェイクスピア全集 (NHKシェークスピア劇場) 作品一覧

BBCシェイクスピア全集 : BBC TV Shakespeare 作品一覧 (37作品/38ディスク)



 【関連記事】 BBCシェイクスピア全集 (NHKシェークスピア劇場) DVDセット



果たして需要があるのか分からないが、作品一覧を載せておきます。

リンク先はAmazon(UK)。UK盤DVDです。リージョン2、PAL。英語字幕つき。ディスクは、スリムケースに収納。
なお、全集セットはこちら≫ The BBC TV Shakespeare Collection [DVD-BOX]



UK盤は、日本の普通のTV+DVDプレーヤーでは大抵は再生できませんが、PC(パソコン)ならば再生可能です。また、PAL→NTSC変換機能のあるDVDプレーヤー(種類は少ないが販売されている)ならばTVで視ることができます。
【参考記事】 海外のDVDを観るには 1







  1. ロミオとジュリエット Romeo And Juliet
    (1978)


  2. リチャード二世 Richard II
    (1983)


  3. お気に召すまま As You Like It
    (1978)


  4. ジュリアス・シーザー Julius Caesar
    (1979)


  5. 尺には尺を Measure For Measure
    (1979)


  6. ヘンリー八世 Henry VIII
    (1979)


  7. ヘンリー四世 第一部 Henry IV Part I(1979)


  8. ヘンリー四世 第二部 Henry IV Part II (1979)


  9. ヘンリー五世 Henry V (1979)


  10. 十二夜 Twelfth Night
    (1980)


  11. テンペスト The Tempest
    (1980)


  12. じゃじゃ馬ならし Taming of the Shrew (1980)


  13. ヴェニスの商人 The Merchant Of Venice
    (1980)


  14. 終わりよければすべてよし All's Well That Ends Well
    (1981)


  15. 冬物語 The Winter's Tale
    (1981)


  16. アテネのタイモン Timon Of Athens
    (1981)


  17. アントニーとクレオパトラ Antony And Cleopatra
    (1981)


  18. オセロー Othello
    (1981)


  19. トロイラスとクレシダ Troilus And Cressada
    (1981)


  20. ウィンザーの陽気な女房たち The Merry Wives of Windsor
    (1982)


  21. ヘンリー六世 第一部 Henry VI: Part I (1983)


  22. ヘンリー六世 第二部 Henry VI: Part II
    (1983)


  23. ヘンリー六世 第三部 Henry VI: Part III (1983)


  24. リチャード三世 The Tragedy Of Richard III
    (1983) *2枚組


  25. シンベリン Cymbeline
    (1982)


  26. 間違いの悲劇 The Comedy of Errors (1983)


  27. ヴェローナの二紳士 Two Gentlemen Of Verona
    (1983)


  28. コリオレーナス Coriolanus
    (1984)


  29. ジョン王 The Life And Death Of King John
    (1984)


  30. ペリクリーズ Pericles: Prince Of Tyre
    (1984)


  31. から騒ぎ Much Ado About Nothing
    (1984)


  32. 恋の骨折り損 Love's Labour's Lost
    (1985)


  33. タイタス・アンドロニカス Titus Andronicus
    (1985)


  34. ハムレット Hamlet (1980) : BBCから単品で販売


  35. リア王 King Lear (1982) : BBCから単品で販売


  36. マクベス Macbeth (1983) : BBCから単品で販売


  37. 夏の夜の夢 A Midsummer Night's Dream (1981) : BBCから単品で販売


現在のところ、BBCから単品で発売されているのは4作品のみです(『ハムレット』『夏の夜の夢』『リア王』『マクベス』)。
それ以外の作品は、Marketplaceで単品販売(バラ売り)しているSellerからの購入になります(全集セットをバラ売りしていると思われます)。



注:Marketplaceで購入なさる際は、支払等はAmazonが仲介となりますが、各Sellerとの取引になります。評価数が多く、評価が高いSellerから購入なさることをお勧めします。また、各SellerのDeliveryの欄に"International delivery available."と書かれていることを必ず確認してください(国際発送していないSellerがいるので)。
なお、Marketplaceでの購入の場合、1商品ごとに別々に送料がかかります。

 Amazon Marketplace(UK)の送料 : 日本は"Rest of World"の欄



 Amazon(UK)の日本への送料はこちら


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BBCシェイクスピア全集 (NHKシェークスピア劇場) DVDセット

BBCシェイクスピア全集 : BBC TV Shakespeare (1978‐1985年 / 英・BBC)



 【関連記事】 BBCシェイクスピア全集 (NHKシェークスピア劇場) 作品一覧



BBCが1978年から6年超にわたり、シェイクスピアの全戯曲(37作品)を映像化したシリーズ。シリーズ開始前に3年の準備期間をかけ、満を持して制作された。
日本でも1980年代に『NHKシェークスピア劇場』の名前で放映されていたので、ご記憶の方もおられるだろう。全作品がまとめて映像化されているのは、おそらくこのシリーズのみだと思う。概ね原作に忠実に演出されているが、そのような映像化作品は意外と少ないかもしれない。
: 現在は、これらに加えて『エドワード三世』『二人の貴公子』がシェイクスピア作(もしくは共作)とされ、その他にもシェイクスピアの手になると思われる作品がある。



出演者には、ヘレン・ミレン、デレク・ジャコビ、アンソニー・ホプキンス、ジョン・ギールグッド、ベン・キングズレー、バーナード・ヒル、アラン・リックマン、デイヴィッド・バーク等々、日本でも知られている人達も多い。一部の人達の間では、モンティ・パイソンのジョン・クリーズが『じゃじゃ馬ならし』で主役級で出ているのがちょっとした話題になっている。
また、『ヴェローナの二紳士』の冒頭、当時の衣裳で歌っている数人の歌手と演奏家の中に、エマ・カークビーがいるそうで、古楽好きの方は興味があるかもしれない(ほんの少し映っているだけのようだが)。彼女は『ヘンリー八世』にも歌手役で出演している模様。



この全集は、本国のUK盤のDVD BOXセットが安価で発売されている。
実は日本盤も発売されているのだが、訳あって、そちらに関しては後述。



《UK盤》



The BBC TV Shakespeare Collection [DVD-BOX]:Amazon(UK)





リージョン2、PAL。英語字幕つき。
37巻、38枚組 (『リチャード三世』のみ2枚組)
DVDディスクは、スリムケースに収納。



UK盤は、日本の普通のTV+DVDプレーヤーでは大抵は再生できませんが、PC(パソコン)ならば再生可能です。また、PAL→NTSC変換機能のあるDVDプレーヤー(種類は少ないが販売されている)ならばTVで視ることができます。
【参考記事】 海外のDVDを観るには 1



UKのAmazonではよく大幅に割引されています(しばしば価格変動あり)。これを書いている時点ではなんと半額です。更に、日本(というか英国外)からの購入の場合、VAT(付加価値税)15%が表示価格から引かれます。また、BOXセットでも1商品分の送料しかかからないので、その点もお得。



ちょっとカートに入れて試してみました。定価£199.99のBOXが、現在50%引きで£99.98。VATを引いた金額が£86.94。送料が£3.58(Air Mail)。合計£90.52。日本円で14,484円となりました。割引率と為替レートによって金額は大分違ってくると思います。
商品価格によっては、受取時に「輸入内国消費税等」と「立替納税手数料」をとられることがあります。今は比較的ポンドが安いので大丈夫かもしれませんが。以下、CD・DVD・書籍に限った話ですが、これらの場合、関税はかかりません。課税価格(商品価格+送料・手数料)が1万円以下ならば課税されず、商品価格は60~80%程度で計算されるので、「(実際の)商品価格+送料・手数料」が1万円を多少超えていても大丈夫な筈です。数か月前にAmazon.co.ukで1万円台前半(送料込)の買い物をした時は無問題でした。



画質は30年近く前ということを考慮すると、まあまあだと思う。「丁寧に保存してあった昔のテレビ録画という程度」とお書きになっている方がおられたが、確かにそんな感じ。



なお、一部の作品のみ、単品でも販売されている。



◇ ハムレット Hamlet  - BBC Shakespeare Collection [1980] [DVD]



◇ 夏の夜の夢 A Midsummer Night's Dream - BBC Shakespeare Collection [1981] [DVD]



◇ リア王 King Lear - BBC Shakespeare Collection [1982] [DVD]



◇ マクベス Macbeth - BBC Shakespeare Collection [1983] [DVD]








《米国(US)盤》



米盤のDVDも発売されているが、全集ではない(図書館向けの高額な全集はある)。
一般向けには、5作品毎のBOXセットが発売されているが、全作品を網羅してはいない。


いずれもリージョン1、NTSC。デジタル・リマスタリング。英語字幕つき。
リージョンコードの違いのため、日本の普通のDVDプレーヤーでは再生できません。別記事(海外のDVDを観るには 1)を御参考になさって下さい。



BBC Shakespeare Comedies DVD Box : 喜劇 (じゃじゃ馬ならし、テンペスト、夏の夜の夢、ヴェニスの商人、お気に召すまま)

BBC Shakespeare Histories DVD Box : 史劇 (ヘンリー四世 第一部・第二部、ヘンリー五世、リチャード二世、リチャード三世)

BBC Shakespeare Tragedies DVD Box : 悲劇 (ロミオとジュリエット、ハムレット、マクベス、ジュリアス・シーザー、オセロー)

BBC Shakespeare Tragedies II DVD Box : 悲劇 II (アントニーとクレオパトラ、コリオレーナス、リア王、アテネのタイモン、タイタス・アンドロニカス)



《日本盤》



数年前、日本盤DVDの存在を知った。が、日本盤のセットもあるんだ!と喜んだのもつかの間……高っ!ゼロの数間違ってるんじゃないかと思いたくなるお値段である。もしくは、学校や図書館向けじゃないかと思うお値段(でも、そうじゃなくて、個人向け)。
誰が買うんだろうなーと思っていましたが、「“清水の舞台から飛び降りる”覚悟で」お買いになった方がおられましたねー。ロイ・ダルトンさん、凄ーい。



DVDシェイクスピア全集Ⅰ&Ⅱ:ファミリー音楽産業株式会社 444,000円

シェイクスピア全集:BBCワールドワイドジャパン ↑と同じセット 全作品の日本語タイトルと、英語タイトルが記載されている

シェイクスピア全集:丸善(こちらは更に高いが、学校・図書館等での無償上映・館外貸出の可能なセットなので、まあ納得)



しかも、私が見つけた時は、まだ第1セット しか発売されていなかった。半分でこの値段?(20万超え)。あひゃひゃひゃひゃ。買えません。いくらデジタル・リマスタリングされていて、小田島雄志先生の字幕監修とはいえ。無理無理。



という訳で、日本盤をさっくりと選択肢から外した私は「購入するならUK盤か米盤」と決めたのだが、その後、もの凄ーく悩むこととなった。UK盤、米盤それぞれに惹かれる点はあったものの、なかなか買えずに悶々と過ごすことに。



UK盤は安い。この値段で37作品すべて揃うというのは大変お得である。けど……観れるのか、自分。ただでさえ未視聴のDVDがあるのに(しかも増え続けている)。観終わるのに一生かかるんじゃないか?<ちょっと大袈裟



一方、米盤。1作あたりそれなりのお値段だが、デジタル・リマスタリングされているのは魅力的。画質はUK盤より良いんじゃなかろうか(と勝手に想像)。
問題は取扱い作品。私の一番観たかったのは『リチャード三世』なのだが、どうせ観るのなら、その前作の『ヘンリー六世・3部作』もあわせて観たい。もともと、この4作品は4部作として書かれており、BBC版も同じ監督・共通の俳優で制作されている。
しかし、米盤の<史劇BOXセット>には『ヘンリー六世』3部作がないのだ。何故だ!8作品を2セットに分けてくれれば良いじゃないか。もしかして、『ヘンリー六世』は人気がないと判断して出さないってことですか?片手落ちじゃありませんか。ねえ。



延々と悩みまくった末に、結局、UK盤のDVDを単品販売しているところを見つけて、『リチャード三世』と『ヘンリー六世』の第1部・2部・3部の4作品を購入した(2007年8月)。他にも観たいものはあったのだが(デレク・ジャコビの『ハムレット』とか、アンソニー・ホプキンスの『オセロー』とか、ヘレン・ミレンの『夏の夜の夢』とか)とりあえずは満足した。
素直にUK盤のBOXを買った方が良かったかもしれない。今ならたぶんBOXを大人買いすると思うのだけれど、当時は37作品のボリュームに腰が引けてしまったのだよなー。まだ若かったもので<おい!



【追記】
一部の方の御要望がありそうなので(笑)、Amazon(UK)のMarketplaceで単品販売(バラ売り)しているものにリンクします。


* Marketplaceで購入なさる際は、支払等はAmazonが仲介となりますが、各Sellerとの取引になります。評価数が多く、評価が高いSellerから購入なさることをお勧めします。また、各SellerのDeliveryの欄に"International delivery available."と書かれていることを必ず確認してください(国際発送していないSellerがいるので)。



◇ じゃじゃ馬ならし Taming of the Shrew  - BBC Shakespeare Collection [1980]  [DVD]



◇ 間違いの喜劇 The Comedy of Errors - BBC Shakespeare Collection [1983] [DVD]



◇ヘンリー四世・第一部 Henry IV Part One - BBC Shakespeare Collection [1979] [DVD]



◇ヘンリー四世・第二部 Henry IV Part Two - BBC Shakespeare Collection [1979] [DVD]



◇ヘンリー五世 Henry V - BBC Shakespeare Collection [1979] [DVD]




【追記 2 2013.3.6】

これらのDVDは、図書館に収蔵されていることがあります。公共図書館よりも大学図書館の方が、収蔵の可能性が高いかもしれません(はっきりわかりません)。

収蔵されている場合でも、DVDの貸出可能かどうかは不明です。館内での視聴のみ可能かも。図書館によると思います。



【大学図書館の場合】



大学図書館は、学生だけでなく一般の利用も(条件付きで)可能なところが多いと思います。個々の図書館に確認するのが確実です(各大学図書館のWebサイトでも確認できることが多いです)。

大学図書館の蔵書は Cinii で検索でき、DVD等のAV資料(視聴覚資料)の所蔵についても検索できます。



Cinii で、DVD「シェークスピア全集」 で検索すると、9箇所の図書館しか出てきませんが、これらの図書館にしか所蔵されていないわけではありません。

検索結果のページの関連文献: 37件をクリックすると、シェイクスピア全集37作品全てのタイトルが書かれています。それによると、各タイトルとも41~42館に収蔵されているのがわかります。リストのタイトルが英語表記なので、ちょっと見づらいですが。



その他、各タイトルでの検索もできます。日本語でもOKです。その場合、「詳細検索」で、[タイトル]欄に作品名、[資料種別]欄で「ビデオレコード」を選んでください。

リチャード三世 ビデオレコード で検索すると、こんな結果が出ます。一番上の、英語タイトルで The Shakespeare collection 4 とあるのが、「シェークスピア全集」版です。



上記はDVD版ですが、古いビデオ版も検索できます。

「詳細検索」で、The Complete dramatic works of William Shakespeare ビデオレコードで検索した結果はこちら



*Cinii では検索できないようですが、早稲田大学演劇博物館 にも収蔵されています。全てのDVDがあるかは私は確認しておりませんが、
AV資料データベースで、「分類名」シェイクスピア 「発売元」BBC で検索すると、19件見つかりました。



【公共図書館の場合】



書籍の場合は、カーリルで公共図書館、大学図書館ともに検索できますが、AV資料(視聴覚資料)は検索できないようです。なお、蔵書の全てがカーリルで検索できるわけではありません。



Jcross 横断検索ナビでは、全国の公共図書館、大学図書館の横断検索(主として都道府県別)が可能ですが、AV資料(視聴覚資料)はうまく検索できないのではないかと思います。横断検索を試す価値はあると思いますが、個々の図書館のサイトで検索した方が良いと思います。



【国会図書館(東京本館)】



音楽・映像資料室(新館1階)で、DVDの視聴ができます。

NDL-OPACの詳細検索で、[タイトル] The Shakespeare collection [資料種別] 音楽映像 で検索すると、全作品が確認できます。



以上、御参考までに。



 



最終更新日:2013.3.6


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