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英国史上まれに見る極悪人として名高いリチャード三世の真の人物像を探ることを目的としています。
シェイクスピアの描いたリチャード三世以外のリチャード三世像があることを、一人でも多くの方に知っていただければ幸いです。
2012年9月12日、レスターのグレイフライヤーズ修道院跡からリチャード三世の遺骨が発掘されました!(2013年2月4日に調査結果が発表されました)

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ジョセフィン・テイの『Dickon』を入手!

欲しかったリチャード三世本が、10日ほど前にスコットランドから届いた。
ジョセフィン・テイが別名義で書いた戯曲である。



Dickon (Hereford plays / General Editor: E. R. Wood)
Gordon Daviot (ゴードン・ダヴィオット) 作
Elizabeth Haddon 編・解説
ISBN: 0435222201 ハードカバー
Heinemann Educational; 1966年 (初出は1953年)
絶版
  >>Amazon(米)で見る  >>Amazon(英)で見る 1  >>Amazon(英)で見る 2



シェイクスピアに対抗して(笑)リチャード三世に好意的な戯曲を誰か書いてくれないだろうか(無理だろうな)、と長いこと思っていた。そういう戯曲がすでに書かれていることを知ったのは、さほど前のことではない。戯曲の存在だけでも嬉しいのに、作者は何とジョセフィン・テイだという。
時の娘』の文庫本にはそんなこと書いてなかったよー。




しかし、ともかく嬉しい。ジョセフィン・テイである。『時の娘』である。是非読みたい、と思って探したが、とっくに絶版。古本もなかなか見つからなかった。
ちなみに、日本のAmazonではいまだに注文可となっているが、これは間違い。psyさんが昨年すでに体験済みですorz Amazon(日本)の洋書はたまにこういうことがあるから油断できない……



なお、リチャード三世を扱ったフィクションで"Dickon"というのが別にあって(Marjorie Bowen作の小説)、そちらは簡単に古本が見つかる。私はそれで一度失敗をやらかしている。
ちなみに、Dickonというのは、Richardの愛称だ。



たまに、AbeやらAlibrisやらAmazonやらBookFinder.comやらAddALLやら(以下略)あちこちチェックしていたのだが(あとeBayも)、Abeで"A very good copy with occasional reference written in pen"というのを発見。
本体 £3.99 送料(手数料込) £4.1(14-60 business days) 計£8.09



洋古書の"very good"というのは、店によって結構差が大きいようだが、ハードカバーだから40年前の本でもよれよれにはなっていないでしょう、たぶん(そもそも、これ以上新しい版はないらしい)。ジャケットはないが、出版時からついていないようだ。
"occasional reference"というのがどの程度の書き込みかわからないが、まあ、very good copyというからには、少なくとも本文を読むのに支障をきたすことはあるまい。次にいつ見つけられるかわからないし。
で、ポチッ。



前回の失敗もあり(笑)到着までいまひとつ落ち着かなかったのだが、注文してなんと9日で無事に届いた。早っ。スコットランドの本屋さん、ありがとう!
今度はちゃんとテイの(Gordon Daviotの)"Dickon"だ~ \(^o^)/



 >> 感想は リチャード三世への愛に満ちたジョセフィン・テイ作の戯曲 『Dickon』 1 (2006.5.9)へ



表紙はナショナル・ポートレート・ギャラリーのリチャードの肖像画(白黒)、裏表紙はヨークの徽章の白薔薇。サイズは割と小さめで、A5版より少し大きいくらい。
Dickon
Dickon



書き込みは心配していたほどではなく、見返しや、解説部分の余白に(判読困難な笑)英文が書かれている程度。戯曲本文部分には書き込みはなかった(^^) それなりのしみ・黄ばみはあるが、まあ、40年前の本だし。



戯曲はAct One, Act Twoの二部構成。Act One, Act TwoともScene1-5まである。
1483年1月、王宮のエドワード四世の私室の場面から始まり、1485年8月22日、ボズワースの戦の開始直前で終わるようだ。ヘンリー・テューダーの役はない(名前の言及のみ)。



巻頭にIntroduction、戯曲の後に、Author's Notes、Historical Background、Editor's Notesがあり、巻末に Appendix : Who killed the Princes? という一節が設けられている。



『時の娘』の作者ジョセフィン・テイ(1896-1952)は、本名エリザベス・マッキントッシュ(Elizabeth MacKintosh)。ミステリで有名だが、ゴードン・ダヴィオット(Gordon Daviot)名義で戯曲を書いていた。中でも、リチャード二世を題材にした"Richard of Bordeaux(ボルドーのリチャード)"は好評で、ロングラン公演となった。『時の娘』の中でもグラント警部がこの戯曲に言及している。



【関連記事】





【Link】 Dickon : Carpe diem のpsyさんによる翻訳!



最終更新日:2009.8.10


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Scholar's BookshelfからBack Orderの連絡

Scholar's BookshelfからBack Order(入荷待ち)のメールが来た。e-mailではない。封書
こんな連絡が来たのは初めてだーびっくり。Webで注文してるんだからe-mailで良いのに。わざわざ封書で連絡がくるなんて。面倒じゃないのだろうか?



注文したのは以下の2冊。どちらもリチャード三世研究では有名な書籍。


Richard III
Richard III
Charles Derek Ross
University of California Press. 1984: ペーパーバック
ISBN:0520050754
List Price: $24.95→$5.95
1981年初出版の研究書。反リチャード擁護派だが、テューダー伝説修正論も取り入れている。

Richard the Third
Richard the Third
Paul Murray Kendall
W.W. Norton. 2002: ペーパーバック
ISBN:0393007855?
List Price: $16.95→$11.95
1955年初出版の、リチャード三世の伝記。学問的にも評価されている。リチャード三世擁護の立場から書かれている。

2冊で$17.9 送料 $7.5 計 $25.4



Scholar's Bookshelfは、ニュージャージーの新刊書店で、主に学術書、専門書を扱っているようだ。(上の2冊が学術書の範疇に入るかちょっと分からないが)小説等は扱っていない。
Sale品が多いので、欲しいものが安くなっていればお買い得ではないかと思う。また、小額の本を2冊以上購入する場合、送料が(他と比べ)安い。

注文画面がAmazon等と比べると少々分かりにくい(私だけか?)。
送料表は、カートに本を入れないと表示されない。注文金額によって送料が決まり、アメリカ国外の場合、



  • $25.00未満 $7.50


  • $25.00‐$49.99 $9.50


  • $50.00‐$79.99 $11.50


  • $80.00‐$99.99 $14.50


  • $100.00以上 $17.00


支払方法は、クレジットカードはVISA, MasterCard, Access or Eurocard。その他の支払方法は"U.S. Postal Money Order"か"check drawn on a U.S. bank"となっている。



【追記】 2005.12.25



最近手紙を見直して、Charles RossのRichard IIIはBack Orderではなかったことに気がついた。"The following items are discontinued"の下にRichard III(Charles Ross)とある。
"discontinued"ってことは絶版品切れ?
きちんと読めよー>自分。いや、この本は、版元品切れではないかと、気にはなってたのだ。



えー、結局、KendallのRICHARD THE THIRDのみBack Order。
で、送料は$2.25に割り引かれてる?ずいぶん良心的。本体$11.95と送料で 計$14.2。うーん、普通に日本のAmazonで買ったほうがよかったか。まあ、いいや。
Charles Rossの本は、今度別に注文しなくては。絶版となったものの他にもペーパーバックが出ているようだ▽
Richard III (Yale English Monarchs S.)(Yale University Press; ISBN: 0300079796; 1999)





【追記】
Back OrderになったKendallの"RICHARD THE THIRD"、その後連絡もないので、これはもう来ないだろう、と思っていたら、なんと8月に入ってから届いた。5月末に発送になり、船便で2ヶ月以上かけて運ばれてきたらしい。いやあ、呑気というか、何というか(笑)。安くは買えたけど。
とりあえず、別のところから買わないでいて良かった(笑)。こんな辞書のように厚い本、2冊もあっても困ってしまう。そう、もうひとつ驚いたのが本の厚さで、APPENDIXやらNOTESやらINDEXやら含めると602ページもある。ちゃんと書誌情報見れば書いてあるのだが、気にしていなかった。
でも、内容自体は、前リチャード三世協会会長の"Good King Richard?"より読みやすそうだ。……あの本もところどころ読んだだけで止まっているんだよな~読まないと~。




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『Dickon』が届く(eBayで落札)

リチャード三世もののペーパーバックが欲しくて、とうとう海外ネットオークションのeBayに手を出してしまった……



Dickon
Dickon
Marjorie Bowen (マージョリー・ボウエン) 著
ISBN: 0006126707 ペーパーバック
Fontana; 1971年 (初出は1929年)
絶版
>>Amazon(米)で見る  >>Amazon(英)で見る

もともと探してはいたのだが、ペーパーバックの宣伝文を読んで、どうしても欲しくなってしまったのだ。


Sinister murderer - or patriot king?



From childhood exile in Flanders to his death on Bosworth Field, the life of Richard III is written in the blood of those he most loved.
Richard Warwick, his cousin, nicknamed 'Kingmaker' who betrayed Richard in his hour of need.
Ann Neville, his devoted wife, whom he tried in vain to shield from his enemies.
George Clarence, his beloved brother, who was seduced into treachery by his own lust for power.
This is a story of conflict, violence and heartache, at the centre of which stands Richard, belived by some to be ruthless murderer, by others to be Englands greatest King.



実はこの本について、私は思いっきり勘違いしていた。
Josephine TeyGordon Daviot名義で書いた戯曲 『Dickon (Hereford plays)』 (Heinemann Educ.; ISBN: 0435222201; 1966年; 絶版)と間違えたのである(苦笑)。



『時の娘』の作者ジョセフィン・テイは、本名エリザベス・マッキントッシュ(Elizabeth MacKintosh)。ミステリで有名だが、ゴードン・ダヴィオット(Gordon Daviot)名義で戯曲を書いている。『Dickon』はリチャード三世の戯曲。
テイは他にもペン・ネームを使っていたのかと早とちりした……



Marjorie Bowen(1886-1952)は、ホラー(というか怪奇小説?)やミステリ、歴史小説を書いていた小説家のようだ。ジョゼフ・シアリング(Joseph Shearing)というペン・ネームも使っていた。……ややこしい。



落札して、全て手続き終えて、到着を待っている間に気がついた。ずっと、Gordon Daviotの『Dickon』と、Marjorie Bowenの『Dickon』が同じものだと思って探していたよ。
全く後悔はしていないが、そのうち、ちゃんとGordon Daviotの『Dickon』を入手しよう。





今回、何故eBayに手を出してしまったかというと……



実はMarjorie Bowenの『Dickon』は、AbeやAmazon(米・英)で探せば"Good"や"Very Good"ならそう高くない値段で何点も見つかる。しかし、何せ30年以上前のペーパーバックなので、"Very Good"とあっても結構ボロっちい可能性が。



読みたいけどどうしようか、と思っていたら、eBayで表紙写真つきで安価で出品されていたのを、たまたま発見してしまった。
表紙、結構きれい(30年以上前のペーパーバックにしては)。UKの古書店らしい。取引件数も多く、評価も良い。いいなぁ。
終了まで日数があったので、時々覗いていたら、入札者は一名だけ。UKの人らしい。最終日、終了少し前に入札したらそのまま落札できてしまった。ヤタッ!
終了時刻がなぜかUKの早朝(日本時間の夜)だったのが、幸いしたかも。入札してた人ごめんねぇ。でもUKにいるならいつでも入手できるよ、きっと。



落札価格は£1.71。安いSurface Mail(船便)で送ってもらうつもりだったのだが、安く落札できたのと、Air Mailの送料+手数料が思ったより安かったのでAir Mailにしてもらう。
£1.71 + 送料・手数料(Air Mail) £3.45 計£5.16
出品者は海外発送にもなれているらしく、すぐに連絡がきて、PayPal(すでに口座は持っていた)で簡単に決済できた。
そして、1週間ほどで到着!やはりAir Mailは早い。
初eBayにしては大変スムーズにできた。……気をつけないとまた手を出してしまいそうだ。





【追記】 2005.11.15



『Dickon』を読み始めてから、20~34ページが脱落しているのに気がついた。その部分には緩みがあったのだが、読むまでは脱落には全く気がつかず。うーん。
それ以外は(30年以上前のPBの割に)状態は良い。

とりあえずSellerにご報告。
すぐに「良ければ£1.71 Refundしますが、どう?」というメールが来たので、ありがたくRefundをお願いした。のだが、良く考えたら£1.71って落札価格そのものではないか。なんか申し訳ないような気がするが、ページの脱落を知ってたら落札しなかったしなあ。
SellerはすぐにRefund手続きをしてくれた。ありがとう!



【追記 2】



2006年4月、Gordon Daviot(Josephine Tey)の『Dickon』をAbebooksで入手♪
 リンク : ジョセフィン・テイの『Dickon』を入手!




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『Good King Richard?』をAlibrisで注文

前から読みたかった、リチャード三世協会の前会長が書いたリチャード本。絶版。



Good King Richard?

Good King Richard?

Jeremy Potter(著)
ISBN: 0094646309 ハードカバー
Constable; 1983年
定価 £10.9 絶版
>>Amazonで見る    >>Amazon(米)で見る    >>Amazon(英)で見る


今回はAlibrisから注文。Abeのような古書店ネットワークのひとつだが、Alibris自体も古本の在庫を持っている。クレジットカード決済はAlibrisが代行。Alibrisでは、Visa, Master, Amex, Discoverの他、JCBも使える。



この本は結構出回っているのだが、迷った末に、ミネソタの古書店に「Near Fine in Very Good Dust Jacket. Remainder mark.」というのを注文。
Alibris経由で $10.35 送料 $7.49(3-4 weeks) 計$17.84



【追記(2010.10.29)】
"Alibris 送料"で検索してこちらに来られる方がいるようなので記載。
Alibris の日本への送料(書籍の場合)は、しばらく前から下記のようになっています。
Standard International(3-4 weeks):$12.99
Priority International(About 2 weeks):$19.99
料金一律で、2冊目以降も同料金です。
変更があるかもしれませんから、ご注文前には改めて Alibris の Shipping Information をご確認ください。





UKの書店にLITTLE USEDというのがあり、かなり迷った。微妙な表現だ…20年以上前のハードカバーのLITTLE USEDってどんなだ?こちらの店にはそのうち購入しようと思っていたリチャード本、Bertram Fieldsの"Royal Blood: Richard III and the Mystery of the Princes"もあって、余計に悩む(こちらもLITTLE USED笑)。
他にも、少し値段が高くなるが、本体Near Fine、ジャケットFine、詳細な説明つきの、かなりきれいそうな本もあったのだが、”with owner inscription on ffep”とある。Inscribed なら普通は著者のサイン(と献辞)だが、本の「見返しの遊び」に前の所有者のサインか書き込みがあるってことだよな、これは。他に良さそうなものがなければ気にしないで買うのだが。



結局、ミネソタの書店に決める。本体Near Fineだし、jacket(カバー)はよれててもいいし、Remainder markつきでも、まあいいや。"Royal Blood"は普通に入手できるし。
ちなみにRemainder markというのは、売れ残りの本を出版社がディスカウントして売るとき(いわゆるバーゲンブック)につけられるマーク。本の地(底部)か天(上端)にマーカーやスタンプで印がついている。



ところで、このミネソタの古書店からは、Amazon.com(米)マーケットプレイスにもAbebooksにも同じ本が出品されていた。
Alibrisでは送料 $7.49(3-4 weeks)。Abeでは送料 $9.00 (21-36 business days)。Amazonでは送料 $9.79 (3-6 weeks)
今回はAlibrisの送料が一番安かったので、Alibrisで買うことにする。一度Alibrisも試してみたかったし(購入は今回が初めて)。書店の評価はAlibrisでは5段階の3だが、Amazonでの評価は良いのであまり気にしないことにする。
どんな本が来るか、楽しみ。



【追記】2005.10.31



[注文の経過]



10/26(米は25日夜):注文♪
10/31夜(米は31日早朝): Contacting Sellerの表示のまま。そして、Amazon(米)マーケットプレイスとAbebooksからはデータが消えている……
ちゃんと確保できたんだろうか。2-3日で発送になってたんだけど?



これはたまたま遅いのか。それとも、Alibrisを経由すると在庫確認も発送も遅いという噂はやはり本当なのか?Abe(もしくはAmazon)経由で頼むべきだったか?むむ。
前回Abeに頼んだ時にスムーズだっただけに、余計に気になる。発送は多少遅くなってもかまわないから、本を確保できたかどうか知らせてくれよぉ。 なかったら他の店で頼むから。



【追記】2005.11.10



11/6:Contacting Sellerのまま。本が確保できたのか気になって、カスタマー・サービスにメールで状況の問い合わせをする。



11/7深夜:カスタマー・サービスから回答。
「Sellerは在庫を確認済みです。ご注文の本は私達のwarehouse(倉庫)に送られたか、もしくは、送られます」
「海外に発送される本は2-3日のうちにSellerから私達のwarehouseに送られます。warehouseに到着するまでに平均して4-21日かかり、到着するとすぐにあなた宛に発送されます。ご注文からお受け取りまでは通常2-4週です」
本が確保された、ということで一安心。だが、アメリカ国内(またはカナダ)のSellerからAlibrisに到着するまでに3週間もかかる、ことがある?うーん。なんでそんなにかかるんでしょ。



11/9:Alibrisから「発送しました」とメール。表示もShippedに変更。



【追記】2005.12.21



到着~
注文から9週間、発送連絡から6週間。



実は、Alibrisのサイトには「発送から30日たって到着しない場合はご連絡ください(国内の場合45日以内しか補償されません)」とあって(海外発送の場合は60日以内補償)、そろそろカスタマー・サービスに連絡しないと駄目かなあ、と思っていた。
ちゃんと届いて良かった~



本の状態はとても良い。ジャケットはVery Goodだというが、端にほんの少し折れ目がある程度。本体はとてもきれい。ほとんど読まれてないみたいだなあ。
Remainder markも地(底部)にあるので、大して目立たない。満足(時間はちょっとかかったが)。
ちなみに$12.4の値札がついていた。割引になったらしい。



それにしても良く分からないのがAlibrisの配送システムだ。
Alibrisの配送センターはネヴァダ州にある。その配送センターの住所が書いてある宛名シールの他に、もうひとつシールが貼ってあって、シンガポールの配送会社と日本の配送会社の名前が併記してある。
Seller→Alibrisの配送センター→シンガポール→日本てことか?そして、国内は冊子小包で送られてる??
謎だ……




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洋古書の状態(コンディション)

洋古書の状態の記載は、一般的に、良い方から、
"As New", "Fine", "Very Good", "Good", "Fair", "Poor"
となる。



この分類を知らないで知らないで注文すると、大ショックを受けることになりかねないのでご注意を。"Very Good"というととってもきれいな本、"Good"というときれいな本、「のような気がする」が、そうでもないのだ。
私は洋古書を購入したことは多くはないが、書店の記載や、購入した人の感想等を総合すると大体次のような感じ。


  • As New:その通り、新品同様。"Mint"というのもほぼ同じ意味。


  • Fine(F):「古本として」非常にきれいな状態。さらに良いものを"Very Fine(VF)"、やや劣るものを"Near Fine(NF)"とすることも。


  • Very Good(VG):「古本として」きれいな状態。「普通にきれいな古本」。非常にきれいな古本は"Fine"に分類される。古めのペーパーバックなどは、折り目やしわ、少々のシミ、小さな破れがあっても"Very Good"に分類されることは珍しくない。


  • Good(G):並~あまり状態の良くない古本。状態の良い古本ではない。書き込み、シミ、汚れ、破れ、製本の緩み、表紙のそり、などの欠点がある場合はこの分類になる。ページの脱落はない。


  • Fair(FR):状態の悪い古本。本文ページの脱落はない(たぶん)が、見返しや扉のページが欠けているものもある。


  • Poor(P):たぶんボロボロ。とりあえず判読可能な状態。製本が壊れているなど、まともな本の形態を呈していないかも。


良心的な古本屋さんは細かく分類してある(もしくは、上記の分類以外に細かい記載をする)ことが多いようだ。
"VG+"とか"VG++"とか記載してあることもある。



当然、書店(ないし出品者)によって状態の評価には差があって、同じ"Very Good"でも、かなりきれいなものから時には結構傷んだものまで、色々。
「古本のきれいさ」については欧米人は日本人の感覚よりもちょっと甘いことが多いかも(含 偏見)。
個人的には、よほど入手困難な本、稀覯書でなければ、"Very Good"以上のものを選んだほうがいいと思う。"Fine"、"Near Fine"なら、なお良し。



ジャケット(カバー)のついている本の場合、"F/VG"のように、/の後にカバーの状態を表示する。"F/VG"なら、本体は"Fine"で、カバーは"Very Good"。
"VG/-"なら、本体は"Very Good"だがカバーがない(欠落)。この場合、"very good copy with no dust jacket (dustwrapper)"のように書かれていることもある。



なお、"Reading Copy"というのもあるが、これは「読める本」「読むことの可能な本」。たぶん"Fair"ないし"Poor"に相当。 【追記】もう少し状態はよいかも。書き込みがあったりして「読むには良いが、コレクションには不適な本」のことのようだ。なお、Advance Reading Copy (ARC)というのは別物で、出版前の見本刷りの本のこと。……追記ここまで……



その他、"Ex-Library"は図書館の蔵書だった本。所蔵印、スタンプ、貸出票用ポケットがついていたりする。





書店独自の分類をしていることもあって、例えば、Powells(パウエルズ)では基本的な分類は"Standard"と"Less than Standard"の2種しかない(他に"Ex-Library", "Student Owned", "Underlined"の分類がある)。詳細はこちら▼
Powellsの古書のコンディション
ちなみに「Powells(パウエルズ)」はオレゴン州ポートランドに実店舗のある大書店で、新刊本と古本、両方を扱っている。実店舗のある書店では多分アメリカ一の規模。
"Standard"の古本を買ったことがあるが、「一見して古本とわかる普通にきれいな古本」だった。



Amazon.com(米)のマーケットプレイスでは、前回書いたように、
"Like New", "Very Good", "Good", "Acceptable", "Unacceptable"。詳細はこちら▼
Amazon.com(米) Marketplaceの古書のコンディション




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