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英国史上まれに見る極悪人として名高いリチャード三世の真の人物像を探ることを目的としています。
シェイクスピアの描いたリチャード三世以外のリチャード三世像があることを、一人でも多くの方に知っていただければ幸いです。
2012年9月12日、レスターのグレイフライヤーズ修道院跡からリチャード三世の遺骨が発掘されました!(2013年2月4日に調査結果が発表されました)

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ブログ人カスタマイズ6:サイドバーのリストの項目数を減らす

またまたfacet-diversのfacetさんのお世話になってしまいました。



ブログ人やココログでは、「最近の記事」、「最近のコメント」、「最近のトラックバック」の表示件数は、10件で固定されています。
その表示数を減らしたい時に使えるJavaScriptです。



 >>[f-] サイドバーのリストの項目数を減らすJavaScript


「最近の記事」は、表示スペース縮小のため、スクロール表示にしていたのですが、こちらのスクリプトを使わせていただくことにしました。
デフォルトの10件→6件に変更しています。人によって好みがあるでしょうが、個人的には、5-6件表示されればよいのではないか、と思っていたので。



facetさん、どうもありがとうございました!
本当にいつもお世話になりますm(_ _)m




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ロンドン塔のカラス、塔内に避難(鳥インフルエンザ対策):補足

ロンドン塔のカラス、塔内に避難(鳥インフルエンザ対策)』の続き(鳥インフルエンザについての覚書)。記事が非常に長くなったので分割することにした。



問題の鳥インフルエンザは、病原性の高いH5N1型



今月(2006年2月)に入ってから、H5N1型の感染が次々に報告され、EUでは7ヶ国で見つかっている
(下記の日付は報告日だが、疑い例報告日と確定日が混ざってるかも……)
イタリア、ギリシア(2/11)、ドイツ、オーストリア(2/14)、スロヴェニア(2/16)、フランス(2/17)、ハンガリー(2/21)


他にもEU非加盟のヨーロッパ諸国や中東で新たな感染が報告されているし、2/8にはナイジェリアでアフリカ初の感染例が報告され、その後エジプトでも見つかっている。アジアでも相変わらず新たな感染が見つかっているし、なんだか凄い勢いで広がっているようだ。野生の鳥が多いが、家禽の感染報告も増えている。



WHOの発表によると、最近ナイジェリア等で見つかったH5N1型ウイルスや、昨年後半にロシア、カザフスタン、モンゴルで確認されたH5N1型ウイルスは、中国・青海湖のウイルス(昨年4月末から5月)とほぼ同じものだったそうだ。
ウイルスが変異して、一部の渡り鳥を殺さずに共存できるようになり、感染した渡り鳥が各地にウイルスを運んでいるのだろうと推測されている。





上記のWHOの発表を受けて、毎日新聞で次の記事が書かれている。



  • 鳥インフルエンザ:アフリカのウイルスは中国と同一 (MSNニュース; 2006.2.21)リンク切れ

WHOは20日、アフリカなどで発見された高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が昨年5月に中国西部・青海湖で大量死した渡り鳥から発見されたウイルスと同一のものだったと明らかにした。青海湖のウイルスは強い毒性を保ったまま、渡り鳥によって運ばれているとみられ、これが昨年後半からウイルスが各地に拡散している背景にあると推測されている。

ナイジェリアとイラク、トルコ、ロシア、カザフスタン、モンゴルで確認されたウイルスが青海湖のウイルスと同一だった。

従来は毒性の低いウイルスが渡り鳥によって運ばれ、ウイルスが鶏などの間で感染を繰り返すうちに高病原性になってきた。だが、ウイルスが一部の渡り鳥と「共存」できる形に変異、飛行ルートに乗って拡散し始めた可能性があるという。専門家は「渡り鳥が高病原性ウイルスを直接運ぶようになったのは新しい状況だ」と話している。



《 鳥インフルエンザ関連 Link 》






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ロンドン塔のカラス、塔内に避難(鳥インフルエンザ対策)

先日ロンドン塔のワタリガラスについて書いたと思ったら、2006.2.21のYahoo!ニュースにこんな記事が。



  • 英“伝説のカラス”も避難 鳥インフル拡大で (共同通信)リンク切れ


元になっているのはAP通信。

ロンドンの観光名所ロンドン塔で飼われ、いなくなると英国が滅びるとの言い伝えがある大型のカラスが、対岸のフランスで高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)感染が確認されたことを受け、塔内に避難させられた。

避難は「不測の事態に備えた措置」で、飼育担当の専任衛士が欧州での鳥インフルエンザの感染拡大を注視しているという。



BBCニュースにもう少し詳しい記事が掲載されている。



The Tower of London has decided to keep its famous ravens indoors to protect them from bird flu.

この記事によると、現在、塔のひとつに特製の檻をつくって、6羽のワタリガラスを飼っているとのこと。カラス達は新しい環境に慣れつつある、と書かれている。



6羽のカラスの名前が載っていて、Branwen、Hugine、Munin、Gwyllum、Thor、Baldrick。他にBranとGundulfという2羽の雄もいた筈(ロンドン塔の公式サイトによる)だが、どうしたのだろう?
 参照 >>ロンドン塔5 : 大ガラス(続)



それはともかく、BBCの記事には、Raven masterのDerrick Coyle氏の談話が掲載されていて、

「カラス達を塔の中に入れなくてはならないのは嫌だが、ウイルスがヨーロッパに広がっているスピードを考えると、塔内に入れるのが彼らの保護のために最も安全な方法だと信じている」

「現在、鳥インフルエンザのワクチン接種について助言を求めているところだ。差しあたり、我々は6羽のカラス達に必要な世話と気配りを続けていく」
秋津羽 訳

とのこと。
記事には、制服を着たCoyle氏の写真が掲載されている。Raven masterは大変だろう……
↑赤い制服(正装)を着ている。祭日か何かなのかな?



【追記】 2006.2.27



CNN.co.jpにもニュースが載っていた。Raven masterの談話の訳もある。……私が下手な訳を書くまでもなかった。



  • ロンドン塔のカラスを屋内に 鳥インフルエンザ対策で (CNN.co.jp; 2006.2.24)リンク切れ


……追記ここまで……





こちら↓には、AP通信の記事が掲載されている。



  • "Tower ravens caged over bird flu threat" (Knoxnews; 2006.2.21) リンク切れ


  • "Tower ravens caged over bird flu threat" (Guardian Unlimited; 2006.2.21)(英語) リンク切れ


Raven masterのCoyle氏は、鳥インフルエンザが最初にアジアに現れた時からウイルスをモニターし続け、西ヨーロッパに拡大したらすぐにカラス達を中に入れるよう計画していた、とのこと。
KnoxnewsではRaven masterが、空になったカラスの檻の前にいる写真が掲載されている。 リンク切れ



◇ H5N1型鳥インフルエンザについての覚書▽
 >>ロンドン塔のカラス、塔内に避難(鳥インフルエンザ対策):補足



最終更新日:2006.9.15




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ブログ人カスタマイズ5:サイドバーのリストの折り畳み

サイドバーをすっきりさせたい、ということで、またもや、facet-diversのfacetさんのスクリプトを使わせていただきました。facetさんは便利なスクリプトをたくさん公開なさっていて、本当に頭が下がりますm(_ _)m



ココログやブログ人で頻繁に見かける、サイドバーのリストの折り畳みです。色々とカスタマイズができるよう設計されています。
どんなものかは、もう説明する必要もないくらい普及してますが、ブログ人の場合、設置の際にちょっとだけ注意が必要です。


 >>[f-] サイドバー折り畳み2:状態保持機能付き



基本的には、こちらの記事↑の記述どおりでOKです。2005年12月のブログ人メンテナンス後のHTML変更に対応済みです。
 参照:[f-] 「サイドバー折り畳み2」のスクリプト本体(foldSidebar02c.js)を差し替えました。



ただし、現在のブログ人の場合は、
foldMark = "-";
の上に次の記述を加える必要があります



3列レイアウト(両サイドバー)なら
scopeIds = ["alpha", "gamma"];



2列レイアウト(左サイドバー付き)なら
scopeIds = ["alpha"];



2列レイアウト(右サイドバー付き)なら
scopeIds = ["beta"];



こちら↓の冒頭に書かれているとおりです。



 Link:[f-] 「サイドバー折り畳み2」の、ブログ人2005-12版HTMLへの対応方法?



コメントツリー化」と併用する場合の注意点



よく使われている「コメントツリー化」スクリプトの位置をこの「サイドバー折り畳み」スクリプトよりもにしなければ、「最近のコメント」がうまくカウントされません("実際のコメント数 + 元記事のタイトルの数" が表示されます)。
「最近のコメント」の数をカウントしない設定にした場合は、「ツリー化」スクリプトが前でも問題ない筈です(このブログはそうしてます)。



【メモ】



switchStyle の部分でボタンのスタイルをカスタマイズしてみました



switchStyle = "float:right; padding:0px; margin:0px; width:2.0em; height:1.2em; line-height:1em; border:outset 1px #c0c0c0; text-align: center; color:#ffffff; background:#bbaa00;";



【追記】 2006.3.6



このブログでは、サイドバーのリストのタイトルに、CSSで画像を指定しています。
 ( .module-header というclassに background-image を指定。現在はweb*citronのユヅさん御提供の王冠の画像を使用)



この、タイトルの頭の画像を折り畳みボタンにしてみました。「開」「閉」の状態で異なる(色違い)画像を使用しています。
foldMark(-)とunforldMark(+)は残して白抜きにしています。



facetさんの次の記事を大いに参考にさせていただきました。ありがとうございました。



 >>[f-] サイドバー折り畳みボタンを画像に



すっきりしましたが、ボタンはもう少し大きな方がわかりやすいかも……(もともと、ボタンに使うつもりはなく、装飾のために小さい画像を使用していたので)



[メモ]



* サイドバーのリストのタイトルに画像を指定(独自CSS)



.module h2 {
    background: url("画像URL") no-repeat 3px;
    padding: 0 0 0 24px;
    }



* 下記の記述を追加(CSS) (画像のサイズは 15×12 px)



<style type="text/css">
<!--
/* 折り畳みボタンをつけた見出しだけ元画像を消す */
.module h2.folded {
    padding: 0px;
    background: none;
}
.module h2.unfolded {
    padding: 0px;
    background: none;
}
/* 折り畳みボタン */
.module h2 button {
    float: left;
    margin: 0 2px 0 0;
    width: 21px;
    padding: 0;
    height: 18px;
    line-height: 1em;
    text-align: center;
    text-indent: 0;
    color: silver;
}
/* 開閉状態で別々の画像付き折り畳みボタン */
.module h2.folded button {
    border: outset 1px silver;
    background: url(画像URL) center no-repeat;
}
.module h2.unfolded button {
    border: inset 1px silver;
    background: url(画像URL) center no-repeat;
}
-->
</style>




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ブログ人カスタマイズ4:サイドバーのリストのスクロール表示


また、サイドバーのカスタマイズです。
リストのスクロール表示を導入しました。何ヶ所か試してみて、最終的に「最近の記事」のみに適用しています。



表示スペースを小さくしたかったのですが、折り畳んで「最近の記事」が見えなくなってしまうのも気が進まず、スクロールにしました。表示件数が好みで変えられると良いのですが(個人的には5-6件で良い)10件に固定されているので。
 >>facetさんが、『サイドバーのリストの項目数を減らすJavaScript』を作ってくださいました!→追記 2に記載


facet-diversのfacetさんのスクリプトを使わせていただきました。
ありがとうございました!



 >>[f-] サイドバーのマイリストにスクロールバーを付けるJavaScript



ココログの「マイリスト」=ブログ人の「私リスト」です。自作の「私リスト」だけでなく、ブログ人標準のリスト(「最近の記事」「最近のコメント」「バックナンバー」等)にも適用できます。



【追記】 2006.2.27



スクロール方法について、facetさんからご指摘をいただきました。
 Link:『[f-] サイドバーのマイリストにスクロールバーを付けるJavaScript』 のfacetさんのコメント



「最近の記事」のみでしたら、JavaScriptを使わず、次のようなCSS記述だけでスクロールできます。heightは適宜、調整してください。



div.recent-post ul.module-list  {
height: 9em;
overflow: auto;}



同様に、
「最近のコメント」の場合は div.module-recent-comments
「最近のトラックバック」の場合は div.module-recent-trackbacks
のCSSを指定すれば、スクロールできます。



【追記 2】 2006.2.27



さらに、今回、facetさんが『サイドバーのリストの項目数を減らすJavaScript』を作ってくださいましたので、こちらに変更することにしました。リストの表示数を少なくしたいとご希望の方は、是非お使いください。




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ブログ人カスタマイズ3:月別バックナンバーのプルダウン表示

いくつかカスタマイズをしたので、自分のためのメモを兼ねて記載します。



まずは、月別バックナンバーのプルダウン表示。
サイドバーの月別バックナンバーへのリンクがすっきりします。




【追記】 2006.5.20


下記のスクリプトに変更しました。
リンク:ブログ人カスタマイズ3B:月別バックナンバーのプルダウン表示(変更)


……追記ここまで……



実は、昨年12月に、暴想のなおゆきさんが公開なさっているココログ用のJavaScript(暴想: 月別バックナンバーをプルダウンメニューにするJavaScript)を試したところ、ブログ人・はじめの一歩プランでも表示されて喜んでいました。が、クリスマスのメンテナンス後に動かなくなってしまいました。



プルダウン表示は無理かと思っていたのですが、最後は運です。のstabuckyさんが、ブログ人でプルダウン表示のスクリプトを公開なさっているのを知り、導入させていただきました。



 >>最後は運です。: すべてのバックナンバーを表示する



初期表示部分の文字と、年月の表示を変更させていただきました。



大変快適です!どうもありがとうございました。





ところで、このスクリプトを使って標準のバックナンバーの表示をやめると、JavaScriptがOFFの場合には、バックナンバーへのリンクがなくなってしまいます。そのため、stabuckyさんのJavaScriptの前に次の記述を加えました。赤字部分は各ブログのトップのURLです。



<noscript>
<a href="http://○○○.blog.ocn.ne.jp/◇◇◇/archives.html">バックナンバー一覧</a>
</noscript>



こちらはfacet-diversのfacetさんの以前の記事([f-] 月別バックナンバー プルダウンメニュー)を参考にした(というか丸々いただいた)ものです。
これで、JavaScriptがOFFの場合に、バックナンバー一覧ページへのリンクが表示されます。



【追記】 2006.3.1



残念ながら、Opera8.5(Win XP)では動作しないようです。
Firefox 1.5.0.1(Win XP)はOK。




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"ロンドン塔の王子達"の絵画 3

"ロンドン塔の王子達"の絵画 1 > 絵画 2 > 絵画 3 > 絵画 4 > 絵画 5エドワード五世の肖像





"ロンドン塔の王子達"を描いた絵であまり知られていないものをご紹介する。
いずれも、シェイクスピア劇をモチーフとしている。



作者のJames Northcote, R.A.(1746-1831)はイギリスの歴史・肖像画家で、Boydell's Shakespeare Galleryのために、一連の作品を描いたとのこと。



左は、シェイクスピアの『リチャード三世』第4幕第3場の絵 "The Murder of the Princes in the Tower"。
1800年前後の作品らしい。



>> Guildhall Art Gallery(シティ・オブ・ロンドン)所蔵の油絵 (ウォーターマーク付)








◇James Northcote作の絵画



 テイト・ブリテン所蔵



 ナショナル・ポートレート・ギャラリー所蔵(肖像画)



"ロンドン塔の王子達"の絵画 1 > 絵画 2 > 絵画 3 > 絵画 4 > 絵画 5エドワード五世の肖像




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ロンドン塔 5

ロンドン塔1 > >  5 ]



ロンドン塔の大ガラス伝説には、異説がある。



2004.11.15の英ガーデイアン誌によると、ある歴史家が1,000年分の記録を探したが、ロンドン塔の大ガラスの記録は19世紀末までしか遡れなかったとのこと。その歴史家‐Geoffrey Parnell博士‐は、ロンドン塔の公認の歴史家で、ロンドン塔の歴史の本も書いている。



 ◇ Geoffrey Parnell氏のロンドン塔の本



Parnell博士は、伝説はヴィクトリア朝の作り話だと確信した。アメリカの作家Boria Sax氏も同じ結論に達したそうだ。






記事によると、Parnell博士は、最初のカラスはヨーマン・ウォーダーか他の職員のペットだったかもしれないと考えている。1845年にエドガー・アラン・ポーの詩「大鴉(Raven)」が発表され、1850年代にワタリガラスを飼うことが大流行した!らしい。





現在飼われているワタリガラスは8羽。



雌が3羽で、フギン(Hugine II)、ムニン(Munin II)、ブランウェン(Branwen)。
フギンムニンは、北欧神話の主神オーディンの使いのワタリガラスの名前。
ブランウェンは、ウェールズの神話の王、ベンディゲイドブラン(祝福されたブラン)の妹の名前だ。



雄は5羽。Gwyllum、トール(Thor)、ブラン(Bran)の3羽と、若いガンダルフ(Gundulf)とボールドリク(Baldrick)。
トールは北欧神話の雷神でオーディンの息子。以前はオーディンというカラスもいた。
ブランは上記のベンディゲイドブランのこと。
  >>ベンディゲイドブランについては前記事(ロンドン塔 4 : 大ガラス)を参照
Gwyllumというのはウェールズっぽい名前だと思うが、よくわからない。たぶん由来があるのだろうが。



ガンダルフは、てっきり指輪物語(Lord of the Rings)のガンダルフから名前をとったのかと思いきや、1070年代にロンドン塔を設計したと考えられているロチェスター司教の名前にちなんだとのこと。指輪物語のほうはGandalfでつづりが違った……



そしてボールドリクは、TVシリーズ「ブラックアダー」の登場人物にちなんだとのこと。「ブラックアダー」というのは、Mr.ビーンのローワン・アトキンソン主演の歴史コメディで、トニー・ロビンソン演じるボールドリクは、主人公のおまぬけな従僕だ。イギリスではかなり人気らしい。とはいえ。
一体、何考えてるんでしょう(笑) 他のカラスの立派な名前とあまりに違いすぎると思うのは私だけ?



 参照 >>ローワン・アトキンソン主演 『ブラックアダー』について



ロンドン塔1 > >  5 ]




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ロンドン塔 4

ロンドン塔1 > >  4 > 



ロンドン塔内では、17世紀からカラスが飼育されている(と言われている)。



チャールズ2世の治世、ロンドン大火の後にカラスが大量に増えた(死体を食べて繁殖したとか……)。そこで駆除しようとしたところ、「カラスがいなくなるとロンドン塔も王国も滅びる」という占い師のお告げがあり、塔内でカラスを飼うことにした、と伝えられている
飛んでロンドン塔からいなくならないよう、風切り羽を切られている(が、時々、塔の外に「逃亡」するカラスがいるとか)。
ただし、近年、この"伝説"には異説が出ている




このカラス、日本で普通に見かけるハシブトガラスやハシボソガラスの類(Crow)ではなく、いわゆる大ガラス=ワタリガラス(Raven)である。Crowよりも大きい。
日本語ではどちらもカラスだが、Crow(小型・中型のカラス)とRaven(大ガラス=ワタリガラス)とは区別されており、呼び名も異なる。



ワタリガラスは神話や伝承にしばしば登場し、北欧神話の主神オーディンの使い、フギン(思考)とムニン(記憶)もワタリガラスだ。ネイティブ・アメリカンなど各地の神話にも、ワタリガラスは、神の使い、または、神そのものとして登場する。
ウェールズの神話に登場する王、Bendigeidfran ベンディゲイドブラン ("Bran the Blessed" 祝福されたブラン) の名の"Bran"はRavenの意味である。ウェールズの伝承『マビノギオン』において、戦に勝ったものの致命傷を負ったベンディゲイドブランは、ブリテンを侵略から守るため、自分の首をロンドンに埋めるように命じたと伝えられる。
アーサー王が魔法によりワタリガラスに変身させられた、という伝説もあるそうだ。





ロンドン塔には"Ravenmaster"というRavenの飼育係もいる。ロンドン塔の衛士であるYeoman Warderの一員だ。Yeoman Warderとしての通常の職務の他に、6羽の成鳥と、補充用の若い2羽の世話をしているとのこと。
  >>Yeoman Warderについては前記事(ロンドン塔3)を参照







BBCの記事より前、2005.3.1のCNN.co.jpには『英王室の守護神、ロンドン塔のワタリガラスが「受難」』という記事が掲載された(CNNのサイトでは、もう記事は読めない。しかし、これを書いている時点では、Googleでこの題名↑で検索して、キャッシュで読むことができる)。元記事はロイター通信("A murder of crows at the Tower"; 2005.2.28)。
同じ記事は『17世紀のロンドン塔伝説と都市カラス問題』の題でExciteニュースにも掲載されていた。



内容は、

ロンドン塔で飼われているワタリガラス[ravens]6羽が、野生のカラス[crows]約200羽の「侵略」を受け、エサを横取りされたり、病気をうつされるなどの被害を受けている。

というもの。

護衛兵[Yeoman Warder]のデリック・コイルさんが、毎週日曜の早朝に22口径の[エア]ライフルを持ち、観光客がやってくる前に巡回して、カラスを撃退している。



塔でワタリガラスの面倒を見る衛兵[ravenmaster]は、病気を持ったカラス[crows]を見分けて駆除している
[ ]内は秋津羽が記載

とのこと。



1年近く前の話だが、現在はどうなのだろうか。
ちなみに、この記事のデリック・コイル氏は、BBCの記事にでていた"Ravenmaster"だ。



ロンドン塔1 > >  4 > 




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ロンドン塔 3

ロンドン塔1 > >  3 > 



Beefeater, Tower of London

Beefeater, Tower of London
Buy this Art Print at AllPosters.com


ロンドン塔の衛士のことをYeoman Warder(ヨーマン・ウォーダー)という。俗称のBeef Eater(ビーフ・イーター、ビーフィーター)の呼び名のほうが良く知られている。
現在の主な仕事は、ロンドン塔の「ガイドのおじさん」だが、夜にはChief Yeoman Warderが塔の施錠の儀式を行い、国王の戴冠式にはウェストミンスター・アベイで衛兵も務める。後述する"Yeoman of the Guard"と同様、基準をみたした退役軍人だけがYeoman Warderになることができる。



ビーフ・イーター(牛肉食い)の名の由来は、昔、給与の一部として牛肉が支給されたから、とか、ロースト・ビーフを好んで食べたから、とか言われるが、はっきりしない。
正式名称は、"Yeoman Warders of Her Majesty's Royal Palace and Fortress the Tower of London(女王陛下の王宮にして砦、ロンドン塔のヨーマン・ウォーダー)"という。



 ◇ヨーマン・ウォーダー(平時の制服)の写真:UK王室公式サイトより






制服の胸に書かれたE II Rの文字は「エリザベス二世女王」の意味。RはReginaの頭文字で、ラテン語で女王を意味する。紺色の制服は平時のもので、特別な儀式の際などには赤い制服を着る。紺色の制服はヴィクトリアン様式、赤い制服はテューダー様式だそうで、当時からほとんど変わっていないらしい。
UKのジンのブランドに1820年創業の"Beefeater Gin"というのがあり、その瓶のラベルには赤い正装のYeoman Warderが描かれている。





ところで、ヨーマン・ウォーダーによるガイドの内容だが……
「二人の王子(エドワード5世とヨーク公リチャード)は叔父のリチャード三世により殺された」と説明される、という話をよく見かける。
前回書いたように、ロンドン塔公式サイトには「犯罪の証拠はない」と記載されてはいるのだが、「悪い叔父さんが殺した」と言われているのだろうなあ、きっと。



ロンドン塔で "Stories from the Tower of London: Tales of Bravery, Murder and Intrigue"(1999年)というCDが販売されている。ヨーマン・ウォーダーのTony Strafford氏のガイドの内容を録音したものだそうだ。
こちらのサイト▽で、その一部を試聴することができる。おどろおどろしい感じで、語ってくれている。



 ◇ Tower Tales (The Camelot Village: Tower of Londonより) : いきなり朗読が流れるので御注意を



7番の"The Traitor's Gate, Murder of the Child Princes"で王子達について語られている。
「王子達の殺人の犯人はわからない。話を聞いて自分で判断してください」とのことだが、
「叔父のグロースター公リチャードが摂政になり、王子達をロンドン塔に連れて行った。王子達はブラッディ・タワーに入り、二度と生きた姿を見せることはなかった……二人の少年が姿を消すと叔父のグロースター公が戴冠してリチャード三世となった」
リチャードが殺した(殺させた)ようにしか聞こえないよなあ、やっぱり (T_T)





なお、名称も制服も似ている"Yeoman of the Guard(ヨーマン・オブ・ザ・ガード)"は、ロンドン塔に勤務する"Yeoman Warder"と異なり、宮殿の様々な儀式に出席する。
1485年(ボズワースの戦の年!)、ヘンリー七世の護衛兵として組織されたのが始まりで、一定の基準を満たした退役軍人だけがつける名誉な職だ。
『時の娘』でキャラダインが、「ヘンリーは初めて親衛兵をつけさせたイギリス王だったんですってね?」と言ったのは、このYeomen of the Guardのことだ。



国会の開催前に議場の地下室を点検する(ガイ・フォークスの火薬陰謀事件以来の伝統)のも彼らの役割のひとつである。
本の解説で、"ヨーマン・ウォーダー"と"ヨーマン・オブ・ザ・ガード"が混同されたり、同じ職のように書かれているのを時々見かける。UK本国でもこの二つは良く混同されるようだ。



 ◇ ヨーマン・オブ・ザ・ガードの写真:UK王室公式サイトより



"The Queen's Body Guard of the Yeomen of the Guard"というのが正式名称らしい。"Yeoman Warders"の制服(赤い正装)との違いは"cross belt"があることだそう。昔の西洋の兵士がたすきがけしている帯(弾薬入れやサーベルを下げた)のことと思う。ヨーマン・オブ・ザ・ガードの写真をよく見ると、左肩から右腰にかけて斜めに赤いベルトがあるのがわかる。



ロンドン塔1 > >  3 > 


最終更新日:2006.7.4



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