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英国史上まれに見る極悪人として名高いリチャード三世の真の人物像を探ることを目的としています。
シェイクスピアの描いたリチャード三世以外のリチャード三世像があることを、一人でも多くの方に知っていただければ幸いです。
2012年9月12日、レスターのグレイフライヤーズ修道院跡からリチャード三世の遺骨が発掘されました!(2013年2月4日に調査結果が発表されました)

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ブルゴーニュ公

ブルゴーニュ公 Duché de Bourgogne



ヴァロア家 Valois




  1. フィリップ2世 "ル・アルディ" (1342–1404 在位1363–1404) 父: フランス王ジャン2世
    • マルグリート フランドル女伯(父:フランドル伯ルイ2世 "ド・マル")


  2. ジャン1世 "サン・プール" (1371–1419 在位1404–1419) 父:フィリップ "ル・アルディ"
    • マルグリート エノー・ホラント伯女, バイエルン公女(父:アルベルト1世)


  3. フィリップ3世 "ル・ボン" (1396–1467 在位1419–1467) 父: ジャン "サン・プール"

    • ミシェル フランス王女(父:フランス王シャルル6世)

    • ボンヌ・ダルトア ウー伯女(父:ウー伯フィリップ・ダルトワ)

    • イザベル ポルトガル王女(父:ポルトガル王ジョアン1世)



  4. シャルル1世 "ル・テメレール" (1433–1477 在位1467–1477) 父: フィリップ "ル・ボン"

    • カトリーヌ フランス王女(父:フランス王シャルル7世)

    • イザベル ブルボン公女(父:ブルボン公シャルル1世)

    • マルグリート(マーガレット・オブ・ヨーク) ヨーク公女, イングランド王妹(父:3代ヨーク公リチャード 兄:エドワード4世 弟:リチャード3世)



  5. マリー (1457–1482 在位1477–1482) 父: シャルル "ル・テメレール"
    • マクシミリアン1世 神聖ローマ皇帝



* 女公マリーの死後、ブルゴーニュ公位はハプスブルク家に継承される




  1. フィリップ "ル・ボー(美公)"  (1478–1506 在位1482–1506) 父:マクシミリアン1世 母:マリー・ド・ブルゴーニュ
    • フアナ カスティーリャ女王(父:フェルナンド2世 母:イサベル1世)


以下略



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『The Whyte Rose』 シャルル突進公時代の音楽

Ferrara Ensemble (フェラーラ・アンサンブル)のCD 『The Whyte Rose白薔薇)』―副題に Poétique anglo-bourguignonne au temps de Charles le
Téméraire (シャルル突進公時代のイングランド-ブルゴーニュの詩)とある。



両国の滅びに向かう直前の煌めきが感じられる。




The Whyte Rose
The Whyte Rose

Ferrara Ensemble

Crawford Young(指揮)

(Arcana : A301)

>>Amazon(UK): 一部試聴できます

>>Amazon(米)The Whyte Rose

>>Amazon(日本)The Whyte Rose

録音:L'église S. Germanus de Seewen, Soleure, Switzerland, 1997年1月

全17曲 66' 20"

2007.6月現在 廃盤



数年前から気になっていたCD。紆余曲折を経て、1ヶ月程前に国内のshop(通販)でようやく入手できた♪ 満足。
入手の経緯はこちら▽



デジパック仕様で、ブックレットにはフランス語、英語、イタリア語、ドイツ語による短い解説と、歌詞(オリジナル言語とその各国語訳)が掲載されている。



Ferrara Ensemble は、中世末期から初期ルネサンスのヨーロッパの音楽を演奏しているグループで、スイスのバーゼルを拠点に活動しているらしい。公式サイトはないようだが、メンバーの写真を見つけた(Cleveland Museum of Art のサイト)。と思ったら、CDジャケットの内側に載っている写真と同じものだな、これ。



Lena Susanne Norin (A)
Kathleen Dineen (S, harp)
Eric Mentzel (T)
Stephen Grant (Br)
Karl Heinz Schickhaus (dolce melos)
Randall Cook (viola d'arco, rebec)
Marion Fourquier (harp)
Crawford Young (lute)



Crawford Young (director)



【Link】



ブルゴーニュに咲いた白薔薇: Mlle Cさんの Le Journal de La Princesse frivole



白薔薇 ― The Whyte Rose: stellaceliさんの Signals from Heaven - Night Signal





ブルゴーニュ楽派やらフランドル楽派やらについては、私はさっぱり分からないので、ここには時代背景について書いておこうと思う。



タイトルの"The Whyte Rose(白薔薇)"は、ヨーク家の徽章。ヨーク家、および、ブルゴーニュ公国に嫁したリチャード三世の姉(エドワード四世の妹)マーガレット・オブ・ヨーク(1446-1503)を指している。
ジャケットの絵は、マーガレットの義理の娘、ブルゴーニュ女公マリー(1457-1482, ブルゴーニュ公シャルル・"ル・テメレール”と前妃イザベルの娘)。良く知られている下の肖像画とは違うもの。




シャルル・ル・テメレール Charles le Téméraire , c.1460
マリー・ド・ブルゴーニュ Marie de Bourgogne , c.1490
マーガレット・オブ・ヨーク Margaret of York , c.1477


左:シャルル・"ル・テメレール"(突進公) (1433-1477)
Rogier van der Weyden (c.1399-1464)作, c.1460 (ベルリン美術館 Staatliche Museen zu Berlin 収蔵)


中:マリー・ド・ブルゴーニュ (1457-1482)
Michael Pacher (c.1430-1498)作, c.1490 (Heinz Kisters Collection, Kreuzlingen)


右:マーガレット・オブ・ヨーク (1446-1503)
c.1477 (ルーヴル美術館 収蔵)



1468年、ブルゴーニュ公シャルル・"ル・テメレール"(突進公)(1433-1477)は、イングランド王エドワード四世の妹マーガレット・オブ・ヨークと結婚した。シャルルにとっては3度目の結婚である。2人目の妃イザベル・ド・ブルボンは、1465年に当時8歳の一人娘マリーを残し死去していた。
シャルルとマーガレットの結婚式後にブルージュで10日間にわたって行われた祝典は華麗を極め、15世紀最大の結婚式と称されるほどであったという。
ブルゴーニュ公家は、そもそもはフランス王家(ヴァロア家)の分家だが、当時のブルゴーニュ公国は本家のフランスを凌ぐ豊かさと勢力を誇っていたのだ。……その栄華は、長くは続かなかったのであるが。


ブルゴーニュ公シャルルの戦死(1477年1月)により、公国は事実上瓦解する。国内の貴族達の反乱、"本家"のフランス軍の侵入―フランス王ルイ十一世は、ブルゴーニュ公領の完全併合を狙っていた。



シャルルとマーガレットの間には子はなく、残された後継者は、シャルルの年若い娘マリーのみ。当時、マリーは20歳になる直前、未亡人となった公妃マーガレットは30歳だった。
男系男子相続人を欠くことを理由として、ルイ十一世は、ブルゴーニュ公領はフランス王領になると主張。更に、マリーと、自身の王太子シャルル(後のシャルル八世―当時、イングランド王女エリザベス・オブ・ヨークと婚約していたのだが)との婚約を提案し、同時に、婚約の保証としてブルゴーニュ公領の一部のフランスへの譲渡を要求した。
マーガレットは兄のエドワード四世に支援を求めるが、イングランドからの助力は得られなかった。



フランス軍の侵入が続く中、マーガレットとマリーは、かねてマリーが婚約していたハプスブルク家のマクシミリアン(1459-1519, 後の神聖ローマ皇帝マクシミリアン一世)との結婚交渉を進める。マリーとマクシミリアンは同年8月に結婚し、ブルゴーニュ公(女公)の称号と領土の一部(ネーデルラント)は保たれた。この後、ネーデルラントはハプスブルク家の所領として受け継がれていくこととなる。


当時の王公の例に漏れず、マリーとマクシミリアンの結婚は政略結婚であったが、夫婦仲は大変睦まじかったと伝えられる。二人の間には2男1女が生まれた(次男は夭折)。しかし、1482年、女公マリーは落馬事故が元で25歳の若さで死去し、幼い2人の子が残された。
遺児2人―フィリップ(フィリップ美公, 3歳)とマルグリット(2歳)―の養育は、母方の義祖母マーガレットにゆだねられた。もっとも、マルグリット(義祖母マーガレット・オブ・ヨークにちなんで名付けられた)は、翌年にはフランス王太子(後のシャルル八世)と婚約させられ、フランス宮廷に送られることとなるのだが。



一方、マーガレットの故国イングランドも、まもなく混乱に陥った。1483年にはエドワード四世(マーガレットの兄)が病死し、エドワード五世の即位と廃位を経て、リチャード三世(マーガレットの弟)が即位。しかし、その2年後にはリチャード三世が戦死し、ヨーク朝は崩壊する。それは広義のプランタジネット朝の終焉でもあった。ブルゴーニュ女公マリーの死後3年半足らずのことである。
マーガレットはヨーク派残党の支援を続けるが、ヨーク家復興は果たせずに終わる。



このCD、再販になったことを以前Mlle Cさんにお教えいただき(ブルゴーニュに咲いた白薔薇)、HMVに注文した(昨年9月)。が、既に遅く、入荷待ち状態。まあ、そのうち入荷するだろうと軽く考えて放っておいたら(他に欲しいCDやらDVDやらあったので)、4月中旬、ついに入手不可の連絡が来てしまった。しまった……



たしか英Amazonにもあった筈、と思って確認したら、品切れ。Marketplaceには出品されているが、ポンド高のせいもあり送料を入れると微妙に高い。むむ。仏Amazonだと送料高いよなーと思いつつ確認してみると、品切れ。むむむ。
手に入れにくいとなると途端に欲しくなるもので(^_^;) クラシックCDを扱うUKのショップ(CrotchetMDT)に注文するが、2箇所とも品切れ (T_T) 他のCD shop(英・米)も見てみるが、当然の如くない。
英AmazonのMarketplaceで買うしかないか、と思ったのだが、先月、古楽CDを扱う国内のショップGiovanniのリストに載っているのを見つけて注文してみた。すると翌日には「発送しました」と連絡が!わーい!



Giovanniさんで在庫リストを確認するには、左のメニューの「CD在庫情報」をクリックして、「白薔薇」で検索してください。ちなみに、タイトルは、
白薔薇-シャルル豪胆公の宮廷の音楽
となっています。



この度の教訓(自戒をこめて): 欲しいマイナーなCDを見つけたら、すぐに注文しよう(高額でない限り)。すぐ!直ちに!"3点買うと25%オフ"とかに惑わされて悩むな!……特に古楽系は要注意かなー。



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