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英国史上まれに見る極悪人として名高いリチャード三世の真の人物像を探ることを目的としています。
シェイクスピアの描いたリチャード三世以外のリチャード三世像があることを、一人でも多くの方に知っていただければ幸いです。
2012年9月12日、レスターのグレイフライヤーズ修道院跡からリチャード三世の遺骨が発掘されました!(2013年2月4日に調査結果が発表されました)

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リチャード三世の彫像 [レスター]

リカーディアン的レスター案内 1. リチャード三世の彫像



かつて、この地にはレスター城があった。現在、城の跡地は Castle Park となっている。
そして、Castle Park の一部である Castle Gardens には、Ricard III Society が寄付を集めて建てたリチャード三世の彫像がある。St. Nicholas Circle 側の北の入口近くにあるとのこと。



King Richard III statue in Castle Gardens

King Richard III statue in Castle Gardens
Original photo by Lawrence OP
under CC-BY-NC license


James Butler, R.A. 作。1980年。


James Butler - RA (Sculptor): James Butler 氏 公式サイト
King Richard III: 上記サイト内の画像



1980年7月に、Lord Lieutenant(州総監)やLord Mayor(市長)出席の下、除幕式が行われた。
除幕を行ったのは、先代のグロースター公妃で、現在のグロースター公の母君の Princess Alice (HRH Princess Alice, Duchess of Gloucester, 1901-2004)。当初はグロースター公(HRH The Duke of Gloucester, 1944-)Prince Richard が除幕を行う予定だったが、直前に変更になり、Princess Alice が公のメッセージを読み上げたとのこと。



同年、グロースター公は、Ricard III Society のパトロンとなった。







King Richard III statue in Castle Gardens

King Richard III statue in Castle Gardens
Original photo by Lawrence OP
under CC-BY-NC license



この彫像、かなり、いや、凄く老けている


話には聞いていたものの、そして、小さな写真は見ていたものの、"Good King Richard?"の裏表紙で大きな写真を初めて見た時、想像以上の老けっぷりに唖然とした。
←この写真の見え方は、大分ましな方だ。



享年32歳なんですけど。現在の32歳よりは老けてたに違いないと思うが、もうちょっと何とかならなかったのだろうか(せっかくつくってもらったのに)。せめて、ナショナル・ポートレート・ギャラリーの肖像画くらいに……(あれもかなり老けているが)



[その他の画像]





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「天の戴冠(そらのたいかん)」 2

天の戴冠 1 > 天の戴冠 2 ]



"リカーディアン的レスター案内"を書き始める予定だったのだが、その前に。



「天の戴冠」(森川 久美 作)について、きちんと感想を書こうと思ったのだが、実在した人物に対する思い入れが強すぎて(汗)書くことができないでいる。
Mlle Cさんがこの作品について記事を書いてくださったので、リンクします。



 Link:「天の戴冠」の感想(書評)







「天の戴冠」では、史実に基づいた部分と作者の創作(もしくは伝承)部分とをうまく混在させ再構成している。それを検証するのも歴史オタク的には面白いのだが、きりがないのでやめる<オイオイ
が、1つだけ。今回読み直して(ようやく)気がついたのだが、エドワード四世の最初の戴冠(と9年後の廃位)について描かれていない(エドワードの結婚の時期も異なっていて、ウォーリック伯がブチ切れた経緯も描かれていない)。リチャードの息子が出てこないとか、アンとエドワードの関係とか、ウォーリック伯反乱の際にリチャードとヨーク公妃がウォーリック伯の城にいたとか、エドワードがウェイクフィールドの戦に参加しているとか、おや?と思うアレンジは色々あったのだが、戴冠の件は今になって気づいてびっくりした<もっと早く気がつけ、自分



Mlle Cさん御指摘のとおり、ストーリーの中心は兄エドワードとの関係であり、この点で『時の娘』とは大分趣が異なる。"ロンドン塔の王子達"に関しては、ほとんど触れられていない。
しかし、"エドワード四世妃"エリザベス・ウッドヴィルとの会話で、リチャードは次のように言う。


「エドワードが死んで2年 子供たちも大きくなりましたね」
「私はあなたにとって 王妃の位を追い 子供たちの王位を取りあげた男ですよ!」


その上のコマには、庭らしき場所で戯れる子供達―年長の少女1人と年少の少年2人―が描かれている。側に侍女らしき女性が控えている。王子達は生きており、母や姉と暮らしている(もしくは自由に会える)という設定なのだろう。



実際のエドワードとリチャードの関係はどうだったのだろうか。
二人の年齢差はちょうど十歳。それだけ年が違えば兄弟喧嘩もないだろうし、兄というよりも、ほとんど「小さな父親」のような存在だと思う。ましてや父を早くに失った一家。家長として一族を率いる兄を、末っ子のリチャードが尊敬の目で見ていたというのはありそうな話だ。
天の戴冠  (Le Journal de La Princesse frivole)



私もMlle Cさんと同意見である。



史実では、父のヨーク公と次兄のエドマンドが戦死した時(ウェイクフィールドの戦)、リチャードは8歳。
一方、長兄エドワードは18歳。若年とはいえ、当時は成人として扱われた年齢であり、実際、前年から戦に参加していた。家長となったエドワードは、ヨーク公戦死の一月後には軍を起こしている。
下の弟2人(リチャードと、3歳上のジョージ)は、難を避けブルゴーニュ公国へ亡命させられるが、その翌月にはエドワード率いるヨーク軍がランカスター軍に大勝利を収め(タウトンの戦)、2人は4ヶ月ほどで帰国している。そして、エドワードは王位に就いた。



 ◇ 参考記事: ばら戦争 3 : 主要な戦い



短期間で父親と次兄の仇を破り(捕らえることはできなかったが)国王となった、長身で煌煌しい美丈夫の長兄に、末っ子のリチャードが憧憬と尊敬の念を抱いたというのは容易に想像できる。

そして、この長兄は、父の存命中も既に弟妹に気を配っていた。



ヨーク公戦死の半年前、ウォーリック伯率いるヨーク軍(エドワードも参加)がランカスター軍に勝利した(ノーサンプトンの戦)。この結果、前年から幽閉されていたヨーク公妃と年少の子供達(マーガレット、ジョージ、リチャード)が解放されたようだ。
ヨーク公妃はロンドンに屋敷(パストン家が所有していた)を借り、年少の子供達と住んだが、まもなく、亡命先(アイルランド)から帰国した夫の元に移った。子供達3人はロンドンの借屋敷に留まった。この頃、マーガレットは14歳、ジョージは11歳前後、リチャードは8歳になったばかり。



パストン家の書簡には、エドワードが、弟妹に会いに毎日屋敷を訪れていたことが記されている。彼は、おそらく、軍を整えたり、父ヨーク公のロンドン入りの準備をしたりしていたのだと思うが、その合間に、父母と離れて暮らす弟妹の様子を見に来ていたのだった。
年の離れた弟が、敬慕の情を抱くに十分な行動と思う。……後のことを考えると、ジョージにはあまり効き目がなかったようだが。

この漫画のリチャード、哲学者肌といえば聞こえは良いが湿っぽいしいちいち色々考えすぎだし
天の戴冠  (Le Journal de La Princesse frivole)



確かに(苦笑)。この人は、基本的には武人だったと私は思う。信仰深かったとか、書物の印刷を奨励していたらしいとか、「文」のエピソードもあるけれど、哲学者肌というのはちょっと違うのではないかと。



……色々書いてしまったが、やはり、この作品が絶版になって久しく、入手しづらくなっているのはとても残念である。



天の戴冠 1 > 天の戴冠 2 ]



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レスター《ヴァーチャル》観光案内(リカーディアン版)

PLANTAGENET, RICHARD
Remember before God, Richard III, King of England,
and those who fell at Bosworth Field, having kept faith,
22nd August, 1485.
'Loyaulté me Lie'.



1485年8月22日、リチャード三世はヘンリー・テューダー率いる軍に破れ、ボズワース・フィールドに斃れた。享年32歳。522年前の今日である。



今回は、リチャード三世ゆかりの地レスターについて書こうと思う。




レスター Leicester は、イングランド中東部(イースト・ミッドランド)に位置するレスターシャーの州都である。人口28万人。ロンドンから電車で約1時間半。
観光地としては知られていないが、その歴史は古く、紀元前50年頃にはローマ軍が駐屯地を築いていた。市内にはローマ時代の公衆浴場の一部 ジュリー・ウォール Jewry Wall が残っている。
ところで、レスターは『地球の歩き方』でもスルーされていると聞きましたが、本当ですか、psyさん?



それなりに史跡のある街(の筈)なのだが、リチャード三世好きにとって重要なのは、このプランタジネット朝最後の国王がレスターに葬られた、という点にある(もっとも、後に墓は失われた)。
そして、レスターの西12マイル(約19km)には、リチャード終焉の地、ボズワース・フィールドがあるのだ。ヘンリー・テューダーのイングランド侵攻に際し、リチャードはレスターに軍を集結させ、戦の前日にここを発ってボズワースに向かった。



そういう訳で、この街には、リチャードゆかりの建物の跡地やら、地元に伝わるリチャード関連の場所やら、近年につくられた記念碑やらがあるのだった。
そこで、Google Mapsを使って、ヴァーチャル観光をしたいと思う。……実際にはなかなか行けそうにないので。


レスター史跡地図(リカーディアン版) powered by Google Maps API Ver. 2
 URL : http://richard111.blog.ocn.ne.jp/richard/leicester.htm



 ↑ Google Maps(Googleマップ)を使って、レスターのリチャードゆかりの場所の地図を作ってみた。1年ほど前と比べ、Google Maps の航空写真の精度がかなり高まっていて、ちょっと驚いた。
 マッピングの際、非常に役に立ったのがこちら ↓



◇中世のレスターの地図 : A Plan Of Medieval Leicester
 この地図をみつけた時は狂喜乱舞した。Leicester City Council, Good Job!道筋は現在もあまり変わっていないので、現在の地図と照らし合わせると、大体の位置が特定できる。
次回以降、各場所についての記事を書いていきたい。



  • リチャード三世の彫像 (キャッスル・ガーデンズ Castle Gardens 内)


  • レスター城趾  1

  • レスター大聖堂 Leicester Cathedral (St. Martin's Cathedral)

  • グレイフライヤーズ修道院跡 Greyfriars  1   2

  • ボウ橋 Bow Bridge とソア川 River Soar

  • リチャード三世通り Richard III Road

  • 白猪亭跡 White Boar Inn (Blue Boar Inn)

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Bosworth Re-enactment Weekend 中止 [ボズワース]

今年も"あの日"が近づいてきた。
で、久しぶりに Bosworth Battlefield Heritage Centre and Country Park のサイトを訪れてみると、大変なことになっていた。


The Battle of Bosworth Re-enactment Weekend 2007
18 and 19 August
Has been cancelled due to water logged ground.


毎年、リチャード三世の命日である8月22日に最も近い週末に、レスターシャーの古戦場ボズワース・フィールドで、"ボズワースの戦"の再現イベントが行われている。今年は8月18日(土)と19日(日)の予定だったのだが、中止になったという。地面が水浸し、ということらしい。



ボズワースでは、毎年同時期に、リチャード三世協会(The Richard III Society)会員のリカーディアン達の集いも行われている。Society のサイトには、予定が見当たらない(re-enactment 中止のお知らせが載っているだけ)のだが、今週末にあるのだろうか。
ボズワース・フィールド自体は閉鎖されていないし(revitalisation 中で exhibition が閉鎖されているとのことだが)、地面がぐちゃぐちゃになった程度で集いを中止する人たちには、到底、絶対、思えないので、当然通常どおりにやるのだろうな。



【追記】





Richard III Society の集いは、8月19日(日)に豪雨の中行われたとのこと。
 >> Sunday 19 August: The Annual Bosworth Event 2007



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アル・パチーノの『リチャードを探して』 DVD

リチャードを探して Looking for Richard (1996年)



リチャードを探して
リチャードを探して [DVD]

シェイクスピアの戯曲『リチャード三世』を知りたい人に、超・おすすめ。初心者も、ある程度知っている人も、詳しい人も、この戯曲に興味があれば、それぞれのレベルで楽しめると思う。出演者も豪華。


アル・パチーノの映画初監督作品。
113分



ACE(全米映画編集者協会)エディー賞(Best Edited Documentary Film)
DGA(全米監督組合)監督賞(ドキュメンタリー部門)



日本盤ビデオ・DVDあり。ビデオは廃盤のようです。
 >>DVD内容 (20世紀フォックス ホーム エンターテイメント)



凄いんですよ、この映画!
アル・パチーノが『リチャード三世』について解説してくれて、(一部)実際に演技してくれて、おまけにシェイクスピアの家を訪ねて消防車を呼んでくれちゃったりするんですよ!<訳の分からない説明をするんじゃない、自分



一言で説明しにくいのだが、『リチャード三世』撮影の舞台裏を撮ったドキュメンタリー、というか、全編通しの映画(実際には撮影されていない)のメイキング風の映画である(ややこしい)。



アル・パチーノによる街頭インタビューに始まり、物語(戯曲)の背景についての解説、出演者のディスカッションや台詞合わせ、学者による解説、シェイクスピア縁の地への訪問等が収められている。
その合間合間に、主要なシーンの演技が挿入される。






英語圏ではあっても、一般のアメリカ人にとって、シェイクスピアはとっつきやすいものではないらしい。アル・パチーノは、一般の人々にシェイクスピア劇をもっとよく知って欲しいと思い、この映画をつくったのだろう。
全編通しの映画 / 公演も是非観たかったと思うのだが、戯曲『リチャード三世』を知らない人でも分かりやすいように解説する / 興味を持ってもらう、という目的は、果たせていると思う。『リチャード三世』原作を読んだり公演を観たりした際にわかりにくいと感じた人は、『リチャードを探して』を観て欲しい。



でも、やはり、このキャストで全編通しで観たかった(アル・パチーノ演じるリチャードが、ウィノナ・ライダー演じるアンを口説く場面は秀逸!) どうせなら、戯曲『リチャード三世』+メイキング『リチャードを探して』でセットにして撮ってくれれば良かったのに。なんて勿体ない。それだけが残念。



なお、物語の筋書きの点では、ローレンス・オリヴィエやイアン・マッケランの『リチャード三世』よりも原作に忠実である。マーガレット(ヘンリー六世妃)の呪いの場面もある。



ストラトフォード・アポン・エイヴォンのシェイクスピアの生家を訪れた時のエピソードがおかしかった。F「ヘンだな、あまり感動しない」 A「入り直せよ。僕はこの部屋に入って神の啓示を覚えた」 F「そうは見えなかった」 A「見せなかっただけだ」とか何とか言って、アル・パチーノとフレデリック・キンボールがじゃれあっていると、サイレンの音が近づき、止まって、消防士が部屋に入ってくる(撮影のライトで火災報知器が作動した)。



専門的なところでは、弱強五歩格(iambic pentameter)の説明が興味深かった(私は初めて聞いたので)。弱強五歩格(iambic pentameter)で脚韻を踏まないのがブランク・ヴァース(blank verse)、の筈。



◇ 日本盤ビデオ



リチャードを探して VHS(字幕版)



リチャードを探して VHS(日本語吹替版)



リチャードを探してリチャードを探して [DVD]日本盤DVD(リージョン2, NTSC): 20世紀フォックスから、DVDが出ています。おすすめ!



リチャードを探して DVD 



言語: 英語、日本語吹替
字幕: 日本語、英語
ディスクタイプ: 片面2層



>>Amazonで見る  >>楽天で見る  >>Yahoo!ショッピングで見る



Looking For Richard UK盤DVD (リージョン2, PAL)Looking For Richard



UK盤は、日本の普通のTV+DVDプレーヤーでは大抵は再生できませんが、PC(パソコン)ならば再生可能です。また、PAL→NTSC変換機能のあるDVDプレーヤー(種類は少ないが販売されている)ならばTVで視ることができます。
もっとも、この作品に関しては、あえてUK盤を選ぶ理由はあまりないように思いますが。
【参考】:海外のDVDを観るには 1



言語: 英語、フランス語、イタリア語
字幕: フランス語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、英語(English for the hearing impaired ― 聴覚障碍者用英語字幕)
 UK盤の言語・字幕に関しては、HMV(UK)を参照した。Amazon(UK)には情報なし。



>>Amazon(UK)で見る



◇ 米盤DVDは出ていないようです(ビデオはあるが廃盤?)



【Link】



Imdb > Looking for Richard  (英語)


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「国盗人(くにぬすびと)」 野村萬斎 演出・主演 [鑑賞前]

「国盗人」―W.シェイクスピア「リチャード三世」より (2007年)
主演・演出 野村萬斎
脚本 河合祥一郎



2007年6月~8月にかけて上演された舞台。
いいなー観たいなーと思いつつ断念したのだが、早くもNHK地上波(教育TV)で放映される。とっても嬉しい \(^O^)/ 嬉しいよぉぉー(感涙)



野村萬斎師主演・演出 「国盗人」
2007年8月10日(金) 22:25~0:40 NHK教育テレビ 芸術劇場
◇ NHK公式サイト
http://www.nhk.or.jp/art/yotei/2006/20070810.html



シェイクスピアの戯曲『リチャード三世』を下敷きとし、狂言の手法を用いて演出した舞台。狂言の演者のみならず、現代演劇で活躍する俳優さんも出演している。
戦乱の世の日本を舞台とし、ばら戦争を「白薔薇家」と「赤薔薇家」の対立に置き換えているとのこと。
萬斎師が演じるのは「悪三郎(リチャード三世)」。
白石加代子さんが、なんと4役を演じる。さらに、今井朋彦さんは3役を演じる。



リチャード三世 河合祥一郎 訳
『リチャード三世』は多数の邦訳が出ているが、『国盗人』の脚本を書かれた河合祥一郎氏による訳(注釈つき)が最近出た(『新訳 リチャード三世』 角川文庫)。
萬斎師の『ハムレット』でも河合氏の訳が使われていた(『新訳 ハムレット』  角川文庫)。




【主な配役】



  • リチャード三世妃アン[杏] & エドワード四世妃エリザベス[王妃] & ヘンリー六世妃マーガレット[政子] & ヨーク公未亡人=リチャード達兄弟の母[皇太后]……白石加代子

  • クラレンス公ジョージ[善二郎] & スタンリー卿[右大臣] & リッチモンド伯ヘンリー[理智門]……今井朋彦


  • バッキンガム公[久秀]……石田幸雄


  • ヘイスティングズ卿[左大臣]……大森博史


  • エドワード四世[一郎] & 市長……山野史人



『リチャード三世』における役名 [『国盗人』における役名]





以下、(未見にも関わらず)舞い上がった駄文が続きます。読み飛ばしたい方はLink先リストへどうぞ



春にこの舞台のことを知り、狂喜乱舞した。野村萬斎さん主演・演出!凄い凄い。



リチャード三世は、本国では若い方が演じることもあるが、日本ではもっぱら、ベテランの"おじさん"役者さんが演じている。それは別に悪くないのだが、たまには若い方に「も」演ってほしいのである。かなり難しい役柄と思うので、役者さんの年齢が高くなりがちなのは理解できるのだけれど。
萬斎さんは、年齢からいってもキャリアからいっても到底"若手"とはいえないが、若々しいし、私の知る限りでは、日本の『リチャード三世』役者さんの中では圧倒的に若い。



単純に(演技力は当然として)、萬斎さんくらい細身で美形の役者さんが演じてくれると嬉しい、というのもある(笑)。前者がより重要。実を言うと、個人的には、年齢以上に体型が気になるくらいなのだ(上で散々年齢について書いたけれど)
史実ではリチャード三世は痩せていたと記録に残っているけれど、シェイクスピア劇はフィクションなので、史実と同じである必要はない(そもそも脚色しまくりだし)。でも、シェイクピア版リチャード三世も、絶対痩せていると思う。あの性格で太っている筈がないと思いません?<誰に訊いてるんだ!



ちょっと太めの役者さんとか、ガッシリ体型の役者さんが演じていると、私はとても違和感がある。ローレンス・オリヴィエのリチャード三世ですら、少々ガッシリしすぎな気がする(いえ、オリヴィエの演技は凄いけれど)。アル・パチーノやイアン・マッケランは無問題(注:あくまでも、私の個人的趣味です)



更に、"品がある"というのも重要。醜くても、粗野な振る舞いをしてもよいけれど、やはりどこかに品がないと!「いくら粗暴に振舞ってはいてもその下には青い血が透けて見えていて欲し」い((C)くみぞうさん)のです……



肝心の演技力の点では、萬斎さん、問題ないでしょう♪ これまでにもシェイクスピア劇をいくつも演ってらっしゃるので、その点からも期待大 ―これまでのシェイクスピア劇には 『オイディプス王』、『ハムレット』、さらに、シェイクスピア劇を狂言の手法で描いたものに、『法螺侍(『ウィンザーの陽気な女房たち』の翻案)』と『まちがいの狂言(『間違いの喜劇』の翻案)』がある。
コシノジュンコさんの衣装も楽しみ。



嗚呼、楽しみ~





◇ Link





◇ レビュー






野村萬斎師 関連書籍・DVD







「狂言劇場」その壱/野村万作+野村萬斎~「三番叟」「鎌腹」「川上」~
「狂言劇場」その壱
「三番叟」「鎌腹」「川上」


「狂言劇場」その弐
「狂言劇場」その弐
「鏡冠者」「髭櫓 カケリ入」「節分」「木六駄」
























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