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英国史上まれに見る極悪人として名高いリチャード三世の真の人物像を探ることを目的としています。
シェイクスピアの描いたリチャード三世以外のリチャード三世像があることを、一人でも多くの方に知っていただければ幸いです。
2012年9月12日、レスターのグレイフライヤーズ修道院跡からリチャード三世の遺骨が発掘されました!(2013年2月4日に調査結果が発表されました)

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Kindle + PB 多読 18

[関連記事] Kindleで読める多読用書籍 -LR・GR・その他(児童書中心)-



2012年1月の読書



  1. The Enemy by Desmond Bagley (retold by Ralph Mowat)

    OBW6 28,850語 YL5.5

    Retold 版。邦題は『』。


  2. The Rumblin' by Jeff Bennington

    4,440語 YL5.0位

    >>Amazon.com Kindle Store


  3. Delightfully Twisted Tales: Fire, Fangs and Brimstone (Volume Two) by Nicky Drayden

    3,947語 YL5.0位

    >>Amazon.com Kindle Store(現在無料)


  4. New Year's Day by David F. Marx

    RRA Holidays 325語 YL1.0 Reading Level 2.4 Lexile Level 550L


  5. The Lahti File by Richard MacAndrew

    CER3 13,907語 YL3.6

    >>Amazon.com Kindle Store


  6. All About Light by Lisa Trumbauer

    RRA Science 265語 YL1.0 Reading Level 1.6 Lexile Level 300L


  7. High Life, Low Life by Alan Battersby

    CER4 18,358語 YL4.5

    >>Amazon.com Kindle Store


  8. Touching by Sharon Gordon

    RRA Health 266語 YL1.0 Reading Level 1.9 Lexile Level 380L


  9. The Gift of the Magi by O. Henry & Lisbeth Zwerger

    2,075語 YL6.0位 Reading Level 6.1 Lexile Level 870L Fog Index: 8.4 Flesch Index: 73.2 Flesch-Kincaid Index: 6.3

    邦題は『賢者のおくりもの』。


  10. Chinese New Year by David F. Marx

    RRA Holidays 264語 YL1.0 Reading Level 2.1 Lexile Level 400L


  11. Ricky Ricotta's Mighty Robot by Dav Pilkey

    1,074語 YL1.4 Reading Level 1.8 Lexile Level 340L


  12. Bad Love by Sue Leather

    CER1 4,027語 YL1.4

    >>Amazon.com Kindle Store


  13. Tut, Tut (Time Warp Trio #6) by Jon Scieszka

    11,363語 YL3.5 Reading Level 3.5 Lexile Level 700L Fog Index: 5.9 Flesch Index: 80.3 Flesch-Kincaid Index: 4.4

    邦題は『ファラオの神殿のひみつ (タイムワープ三人組 6)』。

    >>Amazon.com Kindle Store


  14. U.F.O.s by Helen Brooke

    OFF2 3,600語 YL2.6


  15. I Cthulhu by Neil Gaiman

    2,842語 (A “follow-up” letter 413語を含む語数)  YL7.0位
    >>作者サイトで読む


  16. Double Cross by Philip Prowse

    CER3 14,950語 YL3.6

    >>Amazon.com Kindle Store


  17. Snow by Uri Shulevitz

    154語 YL0.3 Reading Level 1.5 Lexile Level 220L

    邦題は『ゆき』。Caldecott Honor


  18. Kwanzaa by Trudi Strain Trueit

    RRA Holidays 304語 YL1.0 Reading Level 3.6 Lexile Level 630L


  19. Martin Luther King Jr. Day by Trudi Strain Trueit

    RRA Holidays 406語 YL1.0 Reading Level 3.7 Lexile Level 680L


  20. A Walk with Sam
    LLL0 4語 YL0.0


  21. Dizzy
    LLL0 1語 YL0.0


  22. The Snail
    LLL0 2語 YL0.0


  23. Hide and Seek
    LLL0 4語 YL0.0


  24. Bedtime
    LLL0 1語 YL0.0


  25. The Lost Robot
    LLL0 3語 YL0.0


  26. The Goose Chase
    LLL1 15語 YL0.1


  27. Teatime for Sam
    LLL1 8語 YL0.1


  28. Playing with Pip
    LLL1 15語 YL0.1


  29. The New Football Kit
    LLL1 15語 YL0.1


  30. Go Away!
    LLL1 20語 YL0.1


  31. Splash!
    LLL1 20語 YL0.1


  32. Nate the Great and the Mushy Valentine (Nate The Great #16) by Marjorie Weinman Sharmat

    2,078語 YL2.0 Reading Level 12.3 Lexile Level 400L


  33. L.A. Winners by Philip Prowse

    MMR3 12,419語 YL2.8


  34. The Stray Dog by Marc Simont

    205語 YL1.2 Reading Level 1.8 Lexile Level 60L

    邦題は『のら犬ウィリー
    』。


今月の合計 34点 126,227語
これまでの合計 3,332,544語
330万語通過



************************************

OBW6: Oxford Bookworms Stage 6 (YL 5.5-6.0) 2500語レベル 総語数21000-31000語

RRA Holidays: Rookie Read-About Holidays (YL 1.0-1.2)

CER3: Cambridge English Readers Level 3 (YL 3.6-3.8) 1300語レベル 総語数13000-16000語程度

RRA Health: Rookie Read-About Health (YL 1.0-2.0)
RRA Science: Rookie Read-About Science (YL 1.0-2.0)

CER4: Cambridge English Readers Level 4 (YL 4.5-5.0) 1900語レベル 語数17000-20000語

CER1: Cambridge English Readers Level 1 (YL 1.4-1.6)  400語レベル 総語数3400-4800語

OFF2: Oxford Bookworms Factfile Level 2 (YL 2.6-2.8) 700語レベル

CER3: Cambridge English Readers Level 3 (YL 3.6-3.8) 1300語レベル 総語数13000-16000語程度

LLL0: Longman Literacy Land Story Street Foundation Step (YL0.0) 本文なし

LLL1: Longman Literacy Land Story Street Step 1 (YL0.1) 総語数10-20語

MMR3: Macmillan Readers Elementary (YL 2.8-3.2) 1,100語 総語数10,000語程度





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ヘンリー六世はフランス語を話せたのか否か

以前に当ブログのコメント欄で、「ヘンリー六世は英語しか喋れなかった」説で盛り上がったことがある。



問題になったのは、エドマンド・キング Edmund King 著『中世のイギリスMedieval England)』における記述。

みのむしさんがコメント欄で引用してくださっているが、こちらにも該当部分を記載する。



[ヘンリー六世とマーガレット・オブ・アンジューの] 結婚式は一四四五年四月二三日に執り行われ、その直後、七月にフランスから使節が到着した。会談の雰囲気は暖かく誠実なものであり、その様子は、フランス側の一人が記した日記に詳細に描かれている。まず儀礼的な挨拶がなされ、その後、王は、


前述の使節たちに近づき、自分の帽子に手をやり、頭からそれを取り、二度か三度フランス語でこう言った。「聖ヨハネ、ありがとう」、「聖ヨハネ、ありがとう」と。それから、一行の一人ひとりの背中を軽くたたき、さまざまな形で喜びの気持ちを示し、前述のサフォーク伯を通じてフランス側一行に、彼らは自分にとって見知らぬ他人ではないと知らせたのである。


これは心地よい描写であるが、とりわけサフォーク伯が通訳を務めていたと言う記述が興味深い。このイングランド王は、フランス王位を要求していながらフランス語を話せなかったのである。


『中世のイギリス』より []内は秋津羽が記載





このイングランド王は、フランス王位を要求していながらフランス語を話せなかったのである。

と、しっかり書かれているが……中世のイングランド国王がフランス語を全く話せない、などということが、果たしてあるのだろうか?得意・不得意はあるにしても、当時の王族の教養として、子供の頃から学ばされているのでは?



この記述に関しては、Leiさんから示唆に富むコメントをいただいた。



「王は、前述の使節たちに近づき、自分の帽子に手をやり、頭からそれを取り、二度か三度フランス語でこう言った。「聖ヨハネ、ありがとう」、「聖ヨハネ、ありがとう」と。それから・・・」

の部分ですが、これは、時々Henryの人に対する様子として、別の機会にも記述されていたりすることに似通っているので、多分、フランス人使節たちには「やっぱり・・・ちょっと変」みたいな印象が残ったと思います。つまりここで気が付くのは、この時点ですでにHenryのinsanityの兆候があるということです。

(中略)

Wiiliam de la Pole(秋津羽注:サフォーク伯)について書かれている部分は、彼がこういう立場にあったという確認。そして、彼が通訳をしていたのは、言語的に問題ではなく、Henryのincommunicativeな部分を補佐する役割だったと考える方が自然だと思います。私は原文を読んでないので分かりませんが、解釈が分かれると思うのは

「このイングランド王は、フランス王位を要求していながらフランス語を話せなかったのである」の一文。この日本語を読めば誰でもHenry VIがフランス語が話せない、フランス語能力がない、と解釈するとは思いますが、こういう場合、では原文はどう書かれていただろうか、と推測しますと、たとえば、

he couldn't even speak French though he claimed to the throneとか

in spite of this English King's claim to the French throne, he could not even speak a word in Frenchとか・・・まぁいろいろと考えられますが、ここは、著者がある意味面白く書いたというか衝撃的に書いた部分で、解釈のしようによっては、自分の馴染んだフランス語でさえ一言も喋ることが出来ない状態だった、ともとれるのではないかと思いました。






原文がどう描かれているのか気になったのだが、Amazon.com でも Google Books でも内容のプレビューは見れなかった。そのまま放置していたのだが、つい先日、 Google Books で裏技的なやり方(と言っても大したことはないが)を試してみたら、なんとか該当部分の記述がわかった。



どうやったかというと

1.Google Books でスニペット表示のある版を選び、

2.適当な単語を検索欄に入力して該当部分を見つけ、

3.更に該当部分の文章の一部を検索欄に入力して、前後の文章を表示させ、

4.それを繰り返す

この方法で短い文章なら見つけられる、こともある。うまくいけば。複数の版がある場合は、異なる版でも試してみるのが吉。



さて、該当部分の原文は以下の通りである。



The marriage took place on 23 April 1445, and soon thereafter, in July, an embassy arrived from the French. The atmosphere of the meeting was cordial, well described in a journal kept by one of the French party. Formal speeches were made and then the king



came to the said ambassadors, and putting his hand to his hat and raising it from his head, he said two or three times, 'Saint Jehan, grant mercis' ; Saint Jehan, grant mercis' ; and patted each one on the back, and gave very many indications of joy, and caused them to be informed by the said earl of Suffolk that he did not consider them as strangers



This is a pleasant vignette and interesting not least in the statement that the Earl of Suffolk served as interpreter. The English king, though he claimed the French crown, had no French.



問題は次の一文。



The English king, though he claimed the French crown, had no French.



"The English king (中略) had no French" とは?
フランス語が全くわからなかった。フランス語の知識がなかった。と訳すべきなのだろうが……ひょっとして、フランス人の家臣がいなかった、と訳すことも可能なのだろうか?
わ、わかりません……どなたか、ご教示いただけますと幸いです。



とりあえず、この原文が「(ヘンリー六世が)フランス語が全くわからなかった」という意味だったとして、それを文字通り受け取ってよいかどうかというと、疑問が残る。
読者の興味を引くように、あえてキャッチーで刺激的な書き方をしているのでは?Leiさんもその可能性を指摘されていたけれど。



この本自体、中世史学の教授が執筆し、慶応大学出版会から翻訳の出された、図版が多く、当時の文書の引用もある、見た目のしっかりした単行本で、一見固い本のように感じられるのだが……実際はそうではないのではないか。訳者あとがきには次のように書かれている。

翻訳では日本語がすこし固くなったかもしれませんが、原著の英語は非常にくだけたものです。本書は、これまで二度再販され、ポケット版で出版されていることからもわかるように、イギリスの一般の読者によって広く読まれており、また大学においても学部学生の中世史の入門書として使用されているものです。

「クラレンス公ジョージがマルムジー・ワインの樽で溺死させられた」説への言及といい、どうも、原書はかなりくだけた内容のような気がする。



はっきりした根拠はないのだけれど(汗)、ヘンリー六世はフランス語を話せたのではないかと思う。フランス語とラテン語は、子供のころからある程度やらされた筈、と思う。



ちなみに、トロント大の Department of English の サイトに次のような記述がある。Leiさんに教えていただいた。ありがとうございました。



Throughout the middle ages it was common for native English speakers to be fluent in French as a second language.

French as a Mother-Tongue in Medieval England より


中世を通じ、英語を母語とする者が第ニ言語としてフランス語に堪能なのは一般的なことであった。

[秋津羽訳]





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"Loyalty Binds Me" の Kindle 版が期間限定無料!

Joan Szechtman の "Loyalty Binds Me" の Kindle版が、期間限定で無料でダウンロードできる。いつまで無料かは不明なので、興味のある方はお早めにどうぞ。



ボズワースの戦で死ぬ直前に21世紀にタイムスリップした(させられた)リチャード三世が主人公の小説である。この  "Loyalty Binds Me" は3部作の2作目で、1作目 "This Time" の続編にあたる。2作目だが、作者によると、1作目を読まなくても楽しめるように書いてあるとのこと。
なお、このシリーズは3部作で、最終作のタイトルは "Strange Times" の予定。



ちなみに、Kindle の端末がなくとも Kindle 版の電子書籍は読める(個人的には、英語書籍を読む方に Kindle の端末はお勧め)。また、一度電子書籍を購入すれば複数のデバイスで読めるし、追加費用なし&期間制限なしで何度でもダウンロードできる<重要



Windows PC、Mac、iPad、iPhone および iPod touch、Android、BlackBerry、Windows Phone 7 用に、無料のソフト/アプリケーションが用意されている。

[Link] Amazon.com: Free Kindle Reading Apps



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Loyalty Binds Me



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>>Smashwords 2012.1.27現在 $2.99 電子書籍(Kindle で読める Mobi 形式の他、Plain Text、Epub、PDF等、様々な形式でダウンロードでき、DRMもついていない)





This Time(1作目)



>>Amazon.com Kindle Store 2012.1.27現在 $3.99(価格は変動があります)

>>Smashwords 2012.1.27現在 $3.99 電子書籍





[Link]



『This Time』Blanc Sanglier のじゅりーさん)


『This Time』のリチャードあれこれそうだ、ブルゴーニュに行こう のみのむしさん)





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The Rose of York Trilogy の Kindle 版セール中

Sandra Worth の The Rose of York Trilogy の1作目と2作目の Kindle 版が安くなっている。いずれも $2.99。なお、3作目はまだ Kindle 版が出ていない。



この三部作は、リチャード三世の小説としてかなり評判が良い。Sharon Kay Penman の "The Sunne in Splendour" ほどではないが……むしろ、Penman の作品が別格というか、並はずれて評価が高い、と言うべきなのだろう。
三部作の1作目 "Love & War" は、リチャードの父(3代ヨーク公リチャード)と、次兄エドマンドの戦死の知らせから始まる。



確か以前は$10ドル前後していたし、ペーパーバックはもっと高いので、かなりお買い得。早速購入した。読むのはいつになるかわからないけれど。
おそらく期間限定のセールだと思うので、興味のある方(凄ーく少ないだろうけれど)はお早めにどうぞ。



なお、Kindle の端末がなくとも Kindle 版の電子書籍は読める(個人的には、英語書籍を読む方に Kindle の端末はお勧めだが)。また、一度電子書籍を購入すれば複数のデバイスで読めるし、追加費用なし&期間制限なしで何度でもダウンロードできる<重要



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1. The Rose of York: Love & War



>>Amazon.com Kindle Store





[Link] 『The Rose of York: Love & War』Blanc Sanglier のじゅりーさん)



2. The Rose of York: Crown of Destiny



>>Amazon.com Kindle Store





3. The Rose of York: Fall from Grace





Sandra Worth は、三部作の他にも関連作品を書いている。



Lady of the Roses

キングメイカー"ウォーリック伯リチャード・ネヴィルの弟、ジョン・ネヴィルと、マーガレット・オブ・アンジュー(ヘンリー六世妃)の侍女の話。

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PB: Amazon(日本)



The King's Daughter

エドワード四世の長女エリザベス・オブ・ヨーク(ヘンリー七世妃)の話。

Amazon.com Kindle Store

PB: Amazon(日本)



Pale Rose of England

"僭称者"パーキン・ウォーベックと、その妻キャサリン・ゴードンの話。

Amazon.com Kindle Store

PB: Amazon(日本)





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300万語通過

洋書(英書)多読は、1ヶ月ほど前に、294冊(点)目で300万語を通過した(のだが、書くのが面倒で放置していた 笑)。通過本は Kristin Cashore の "Graceling"(YL6.5位 7.0位, 115,213語)。多読開始後16カ月、200万語通過からは4カ月半での通過。



若干ペースが速くなったが、読速自体はほとんど変わっていないと思う。単に、日数当たりの読書時間が長かったんじゃないかと。
200万語から300万語の間で変わったことがあるかどうか、良く分からない(笑)。とりあえず、300万語じゃまだ全然足りない、ということは分かった。500万語読めば変化がわかるだろうか。って、100万語通過時も同じことを書いてたな(笑)。



今回の100万語で以前とちょっと違うのは、読んだ本の内容だ。



  1. 8月下旬から、無料で入手した Kindle 本(短篇)を読むようになった。計24点。
    プロの作家もいるが、大半は indie 作家である。割と面白いものも、イマイチなものもあるが、色々な文章に触れられるのが良い。短篇だと好みに合わなくとも最後まで読み切れるし。
    英文レベルは、YLでいうと3~6程度、大抵はYL4か5程度で、今のところ、あまり難解なものはない。


  2. 8月と9月に News 記事を読んでみた(計11点)が、続かなかった。面白そうなものを見つくろって少しずつ読もうとしたのだが、どうにも面倒で(笑)。いずれまた挑戦するかもしれないが、今のところは再開の予定なし。


  3. 11月から12月上旬にかけて、簡単なノンフィクション物をまとめて読んでみた。Footprint Reading Library 5冊、Info Trail 6冊、Rookie Read-About 2冊。300万語通過後も、Rookie Read-About を10冊以上読んでいる。
    Footprint Reading Library は以前にも読んだことがあり、National Geographic の写真が綺麗で、内容も興味の持てるものが多い。だが、今の私にはもっと簡単なノンフィクション物の方が良い気がしている。なんとなく、YL1~2位の超簡単なノンフィクションは、output に役に立ちそうな気がする。気がするだけかもしれないけれど(笑)。
    このレベルの子供向け LR (Leveled Readers) は、フィクションの場合、読み続けるのが苦痛だ(はっきり言って、すぐ飽きる)が、ノンフィクションだと辛くないということがわかったので、Rookie Read-About や Info Trail は今後も読むつもり。


  4. あとは、ここ数カ月、YLの低い簡単な本で時々音読をしている。CDやMP3の音声に合わせたオーバーラッピングや、シャドウイングをすればもっと良いのだろうけど、面倒だし(汗)、面倒だと長続きしない。音読だけでもやらないより良いでしょう。


200万語~300万語の冊数(点数)と語数は以下の通り。






冊数(うちGR・LR) 語数(一般書 / GR・LR)

YL0  5 (5)   1,846 (0 / 1,846)

YL1 17 (11)  25,298 (4,963 / 20,335)

YL2 18 (5)  39,341 (30,740 / 8,601)

YL3 17 (5)  115,731 (62,655 / 53,076)

YL4 19 (5)  132,520 (48,532 / 83,988)

YL5 22 (4)  419,782 (308,702 / 111,080)

YL6  5 (0)  136,621 (136,621 / 0)

YL7  2    123,097

YL8  0       0

YL9  0       0

不明 11     5,702

計 116 (35) 999,938 (721,012 / 278,926)



300万語までの合計は以下の通り(2012.5.16 語数修正)



冊数Total(うちGR・LR) 語数Total

YL0 17 (16)   7,102 (1,373 / 5,729)

YL1 49 (33)   98,096 (40,199 / 57,897)

YL2 49 (14)  153,036 (90,213 / 62,823)

YL3 51 (26)   472,361 (154,204 / 318,157)

YL4 43 (16)   614,787 (316,424 / 298,363)

YL5 39 (5)   936,603 (791,814/ 144,789)

YL6  9 (0)   314,523 (314,523/ 0)

YL7  6      229,575

YL8  1      75,275

YL9  1       43,457

不明 28      98,071

計  297 (112)  3,042,886 (2,155,128 / 887,758)



今回の100万語では、YL5をメインに読んだ。GRも含めてYL5からYL7を多く読むつもりだったのだが、YL6のGRは1冊も読んでいないし、YL7は少ない、というより、ほとんど読んでいない(追記:"Graceling" 115,213語のYLを6.5から7.0に変更したので、YL7の語数が増えた)。次の100万語では、YL5からYL7を多く読むことにする。
それに加えて、簡単なノンフィクションを引き続き読んでいくつもり。



あとは、積読本を減らす!200万語から300万語では、無料の Kindle 本(短篇)を除けば、9冊しか減らなかったよ。減るよりも増える方が何倍も速い(苦笑)。



最終更新日:2012.5.20




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ヘンリー六世と、妃マーガレット・オブ・アンジューの出会いについての気になる話

福田恒存氏の『私の英国史―空しき王冠』の記述について、みのむしさんから、次のような気になるコメントをいただいたので、ちょっと調べてみた。



「私の英国史」内に気になる引用がありまして、ヴェネツィア公使の手紙に『ヘンリー6世が従者のふりをして、イングランドに到着したマルグリット王妃に手紙を渡しに行った(サフォーク公同伴で)』という内容のがあって「ちょwwwwwアンリくん意外とアクティヴwww」と思ったのですがここで気になる疑問が

・国王陛下がそのような行動をとることって当時のヨーロッパではよくあることだったのか

・手紙でわざわざ報告してるくらいだからやっぱり当時でも稀な出来ごとだったのか

ということで、というかなんでわざわざ陛下おん自らお出ましになる必要が 事前にマルグリットが美人だと聞いていて自分の目で確かめたくなっちゃったのか?

女に目が無いシャルル叔父さんでもそこまでしないぞ?と彼の行動について大変疑問に思えてきました。



問題の記述は下記の通り。やや長いが、該当部分を引用する。


以下、御報告致したきは、イングランドの后の偉大さとその后がイングランドに連れて来られた経緯にございます。まづはさるイングランド人よりの伝聞を御披露申し上げたく、
(中略)
后がイングランドに上陸するや、王は騎士の従者に身をやつし、同行のサフォーク公にも同じ身装(みなり)をさせ、后の許に手紙を携へ行き、イングランド王自ら認(したた)めし手紙と恭しく言上せし由、承りました。后が手紙を読む間、王はその様子を十分に観察し、女といふものは手紙を読んでゐる時こそ、能くその真価がわかると仰せられしとの事、一方、后は当の相手が王であることに少しもお気づきにならず、それも、専ら手紙に心を奪はれをられし故にて、従者に身をやつし、終始跪きをりし王には一瞥もお与えにならざりし由、聞き及びをります。王が立ち去りし後、サフォーク公には、「お后、どうお思ひになります、その手紙を持参しましたあの従者を?」とお訊ねになりましたところ、后のお答は、「その従者とやらには気付かなかった、あれの持って来た手紙を読むことに心を奪はれてをりましたから。」公爵、答へて曰く、「お后、かの従者に身をやつしていらした方こそ、紛れもなきイングランド王にございます。」后は事の真相を知らなかったことに甚だ心を痛められた由、と申すは、后は王を跪かせたままにしておいたからにございます。

(ヴェニス公使、ラファエロ・デ・ネグラの手紙)





ヘンリー六世妃マーガレット・オブ・アンジューがイングランドに到着したのは1445年である。
1444年11月に、サフォーク侯ウィリアム・ド・ラ・ポール(後にサフォーク公)を大使とする使節が、マーガレットを迎えにフランスに渡り、マーガレットは1445年3月2日に使節と共にイングランドへ出発した。イングランド到着は3月または4月と思われる。

ヘンリー六世とマーガレットの結婚式は、同年4月22日に、New Forest の Titchfield Abbey で挙行された。



ヘンリー六世が、身をやつして妃を見に行ったというのは、話としてはとても面白い。だが、個人的には眉唾だと思う。周りの者に全力で止められそうな気がする。

てか、サフォーク公(この時はサフォーク侯)にも従者の格好をさせる必要がどこにあるんだ?マーガレットはサフォーク侯の顔を良く知っていた筈。怪しまれると思うけれど。

そもそも、サフォーク侯がマーガレットを連れて来たんじゃないの?迎えに行ったのに、自分だけ先に帰ってこないでしょ。
なんだか凄く怪しい。

「さるイングランド人よりの伝聞」というのも何だかなー。氏名不詳の情報提供者からの伝聞ということでしょう。しかも、実はこの報告は、かなり年数が経ってからのものだということが分かった。





この手紙を書いたという「ヴェニス公使ラファエロ・デ・ネグラ」については、寡聞にして知らない。だが、Googleで Raffaelo de Negra "Henry VI" で検索すると、気になる文章が2件引っかかってきた。



1つ目はこれ。要約は後で記載する。



Raffaelo de Negra to Bianca Maria Visconti, Duchess of Milan, October 24, 1468. The ambassador was not writing from his own observation but reporting the observations of an anonymous English informant.



元の論文はこちらだが、契約しているか、有料で購入しないと本文は読めない。

Reflections of Power: Margaret of Anjou and the Dark Side of Queenship(pp. 183-217) by Patricia-Ann Lee



もう一つはこれ。フランス語。要約は後で記載。



La seule source qui détaille la première rencontre entre Marguerite et Henri VI est constituée par le récit d'un ambassadeur milanais, Raffaelo de Negra. Inséré dans une lettre adressée à Bianca Maria Visconti, duchesse de Milan, datée du 24 octobre 1458, ce récit est postérieur de ...



元の論文はこれ。こちらも本文は有料。

Du consentement à l’affectio maritalis : quatre mariages princiers (France-Angleterre, 1395-1468) by Manuel Guay



私はフランス語は読めないので、2つ目の文章は仏→英の機械翻訳の助けを借りた。

キーワードが同じ(Raffaelo de Negra、Bianca Maria Visconti, Duchess of Milan、October 24、ambassador)なので、1つ目の英語論文と同じことを記述しているのではないかと思ったが、手紙の年度が違う(日付は同じ)。1458年と1468年。

これは、1468年が年代間違いで、正しくは1458年なのだと思う(根拠は後述)。



とりあえず2つ目の文章を要約すると、

マルグリット(マーガレット)とヘンリー六世の最初の出会いについての詳細な記述は、ミラノ大使 Raffaelo de Negra によるもののみ。彼が、ミラノ公妃(女公) Bianca Maria Visconti (1425年3月31日 - 1468年10月28日) に宛てた1458年10月24日付の手紙に記載されている。
というところか。



Raffaelo de Negra は、ヴェニス(ヴェネツィア)公使ではなく、ミラノの大使らしい。それとも、駐ヴェネツィアの公使/大使なのだろうか。
1458年の手紙ということで、13年後の報告である。

"La seule source" と書かれているから、他にソースはないのだろう。

やっぱり、この話は怪しいよ。



1つ目の文章には、2つ目の文章ほどの情報はない。

Raffaelo de Negra は、1468年10月24日に、ミラノ公妃(女公) Bianca Maria Visconti に [手紙 / 報告書を書いた] 。大使は、自分自身の見聞ではなく、匿名の英国人の情報提供者の見聞を報告した。

というところ。

おそらく1つ目の文章で書かれた手紙と同じ手紙なのではないかと思う(年代間違いの可能性―後述)。



[追記]

もう1つ論文(の断片)を見つけた。



Unfortunately, no eyewitness record of the events of
the private meeting between Henry and Margaret that occurred there has
survived
. In 1458, some thirteen years later, Raffaelo de Negra, a Milanese envoy, wrote to Duchess Bianca Maria Visconti of Milan that he had heard that Henry VI had dressed as a squire ...



超訳すると、

不幸なことに、ヘンリーとマーガレットの内々の会見の目撃者の記録は残されていない。1458年、およそ13年後に、ミラノ公使 Raffaelo de Negra がミラノ公妃(女公) Bianca Maria Visconti 宛てに、ヘンリー六世が従者(スクワイア)に扮して ... と聞いた、と書いた。



やはり、直接の目撃者の記録はなく、伝聞記録のみのようだ。



元の論文はこちら。本文を読むには契約か購入が必要。

Henry VIII's Greeting of Anne of Cleves and Early Modern Court Protocol (pp. 565-585) by Retha M. Warnicke



……追記ここまで……





他に何かないかと検索したら、Raffaelo de Negra の1458年10月24日付の手紙文(の英訳)が見つかった。ラッキー♪



Milan - 1458 | Calendar of State Papers and Manuscripts in the Archives and Collections of Milan (pp. 18-19) : British History Online



該当部分は次の通り。その他の部分をお読みになりたい方は、リンク先でどうぞ。



Raffaelo De Negra to Bianca Maria Visconti, Duchess of Milan.

I am writing to report what an Englishman told me about the magnificence of the Queen of England and how she was brought to England.
(中略)
When the queen landed in England the king dressed himself as a squire, the Duke of Suffolk doing the same, and took her a letter which he said the King of England had written. When the queen read the letter the king took stock (amirò) of her, saying that a woman may be seen over well when she reads a letter, and the queen never found out that it was the king because she was so engrossed in reading the letter, and she never looked at the king in his squire's dress, who remained on his knees all the time. After the king had gone the Duke of Suffolk said: Most serene queen, what do you think of the squire who brought the letter? The queen replied: I did not notice him, as I was occupied in reading the letter he brought. The duke remarked: Most serene queen, the person dressed as a squire was the most serene King of England, and the queen was vexed at not having known it, because she had kept him on his knees.
(中略)

Milan, the 24th October, 1458.



なお、上記の British History Online のサイトには、1468年10月24日に Raffaelo De Negra が Bianca Maria Visconti に宛てた手紙はない。というか、1468年にイングランドからミラノ公国に宛てた手紙は載っていない。それ自体は別に不思議ではないが、同年の駐フランス大使からの手紙はミラノ公 Galeazzo Maria Sforza (Bianca Maria Visconti の長男)宛てになっていること、そして、Bianca Maria が1468年に病に倒れ10月には死の床にあったことを考慮すると、1468年10月に Raffaelo De Negra が Bianca Maria 宛てに手紙を出すとは思えない。

1468年というのは間違いで、1458年なのだろう。2つの文で言及された手紙は同一のものと思われる。



長々と書いたが、「ヘンリー六世が身をやつして妃を見に行った」というのは、噂に尾鰭がついたものに過ぎないと思う。というか、Raffaelo De Negraさん、ガセネタをつかまされたんじゃないでしょうか。





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