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英国史上まれに見る極悪人として名高いリチャード三世の真の人物像を探ることを目的としています。
シェイクスピアの描いたリチャード三世以外のリチャード三世像があることを、一人でも多くの方に知っていただければ幸いです。
2012年9月12日、レスターのグレイフライヤーズ修道院跡からリチャード三世の遺骨が発掘されました!(2013年2月4日に調査結果が発表されました)

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Horrible Histories - The Ghost of Richard III

リチャード三世に関するスケッチ。
英BBCの子供向けTVシリーズ "Horrible Histories" の "Series 1, Episode 13"より。

とりあえず関連映画のカテに入れておく。



【関連記事】 Horrible Histories - Richard III Song ― "Series 3, Episode 6" より



グローブ座で役者に演技指導するシェイクスピアの元に、リチャード三世の亡霊が現れ抗議する。



Horrible Histories - The Ghost of Richard III





以下、秋津羽による適当訳。おおまかな内容は合っていると思うものの、聞き取れなかったところも結構あり(汗)。間違っているところは、ご指摘いただけると嬉しいです。

【追記(2012.11.4)】
山川慧さんに最後の台詞についてコメント欄でご教示いただきました。もやもやがすっきりしました。どうもありがとうございました!
……追記ここまで……




<本稽古 リチャード三世 ウィリアム・シェイクスピアによる戯曲>
グローブ座 1600年



シェイクスピア(以下WS): OK!ボズワースの戦。リチャード三世はリッチモンドから逃げているところ。始めて!

注:リチャード三世は、ボズワースの戦でリッチモンド伯ヘンリー・テューダー(後のヘンリー七世)に敗死した *正確には、当時、リッチモンド伯の称号は剥脱されていた



リチャード三世役者(以下Actor): 馬を!馬を!馬と引き換えに我が王国をくれてやる!

<シェイクスピアの戯曲の実際の一部 注:第5幕第4場(ラスト近く)



リチャード三世の亡霊(以下R): ちょっと待て!待て!ワーオ



WS: 会ったことあります?(?)



R: 私は。ミスター・シェイクスピア、リチャード三世の亡霊だ
彼は私役のようだが、どうして、傴僂で、びっこで、腕萎えにするんだ!



WS: 象徴的なものだ。あなたが邪悪で人殺しの国王だって表現する



R: そうじゃない!お前は私のしていないことを書いているだけだ!(?)



WS: あなた、サマセット公を殺したでしょ



R: 殺してない!お前は自分の戯曲に、サマセット公は私が3歳の時に死んだって書いただろ

<亡霊は正しい 注:シェイクスピアの『ヘンリー六世 第ニ部』第5幕第2場 の記述



WS: 3歳児もかんしゃく持ちな事がある



R: 食べ物を床に投げ捨てるのと、公爵の心臓を突き刺すのとは違うぞ!

それに彼は「馬を!馬を!」と言った(?)



Actor: 馬と引き換えに我が王国をくれてやる



R: そんなこと言うな



WS: 何がまずいんです



R:くだらない!1485年までイングランドの田舎には馬はいなかった

注:リチャード三世がボズワースの戦で死んだのは1485年

<亡霊はまた正解>



R:はっきり言って、よりリアルにするならアナグマに乗って逃げることだ



WS: 私はウィリアム・シェイクスピアだ!戯曲を書いて、作り話もする!もし実際にあった通りに書いたら、くだらなくなるし、つまらなくなる。学校みたいに



R: 私は歴史的に正しい書き直し版が欲しいだけだ。私は自分で演じたい



R: アナグマを!アナグマを!アナグマと引き換えに我が王国をくれてやる!

サマセット公の墓参りのために必要なんだ。彼はたまたま何年も前に死んでしまったんだ。私が3歳の時だ。だから、私が彼を刺し殺すなんてできた筈がないのさ!



WS: 彼の劇で私は破滅する(?) 彼の劇のせいで私は破滅だ……



Actor: (?) ぼくは何となく、やな予感がしてたけどね






よくぞサマセット公のことを取り上げてくれました!
シェイクスピア先生は登場人物の年齢を自由に変更しているので、戯曲と史実の年代をまじめに比べると、リチャードが幼児の時にサマセット公(2代サマセット公エドマンド・ボーフォート)を殺したことになってしまうのである。おかげで『ヘンリー六世』の第二部と第三部を読んだ時は、私は頭がどうにかなりそうだった(笑)。

【関連記事】  『ヘンリー六世』 三部作



より正確に言うと3歳じゃなくて2歳の時なんだけどね。第1次セント・オールバンズの戦(1455年5月)を描いているので、1452年10月2日生まれのリチャードはまだ2歳なのだ。数え年なら3歳だけど、英国に数え年ってあるのか?



"A Badger! A Badger!  My kingdom for a badger!" ……笑える。
アナグマに乗って逃げる……それはリアリティがあるんでしょうか?なんだか可愛いけれど、成人男性が乗るには小さすぎるのでは。大きな個体なら体長はそれなりにあるかもしれないが、足が短いのじゃないかと。





"No horses in the English countryside" には混乱した。正直、聞き間違ったかと思った。You Tube のコメント欄でも議論されているが、どうやら、野生馬が田舎を走り回っていなかったということらしい。





おまけ:ばら戦争レポート("Series 3, Episode 6" より)



ニュースレポート形式のばら戦争の紹介。ばら戦争は複雑で分かりにくい、ということが良く分かる(笑)。


Horrible Histories - War Of The Roses Report - Bob Hale






【追記】Horrible Histories のシリーズは、UK盤のDVDが色々出ている。英語字幕あり(English for Hard of Hearing ― 聴覚障碍者用英語字幕)。
Amazon (UK)で購入できる。
Horrible Histories (UK盤 DVD)


但し、リージョン2、PAL形式なので、日本の通常のDVDプレーヤーでは大抵は観ることができない。ご覧になりたい方は、下の記事をご参照ください。

海外のDVDを観るには 1

海外のDVDを観るには 2



最終更新日:2012.11.4




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Happy Birthday Richard! ―グレイフライヤーズ・プロジェクト進行中―

【The Greyfriars Project】



本日はリチャード三世の560回目の誕生日です!陛下、おめでとうございます。



今年の誕生日はある意味特別である。
先月、日本でもニュースが流れたが、リチャード三世の可能性のある遺骨が発掘され、DNA分析が行われようとしている。
分析の結果がどうなるかはわからないが、とりあえずは、発掘調査が行われ、教会跡が見つかったこと、更なる調査・研究を進める価値のあるものが見つかったことに、感謝したい。



この The Greyfriars Project については、私はあまり情報を追うことができていないのだが、発掘場所は一部を除き埋め戻されたそうだ(遺跡保護のため)。
リチャード三世かもしれない遺骨が発見された内陣と思われる部分は、他の場所とは異なる方法で保護される予定とのこと。



【Link】



Greyfriars Project: protecting the archaeology (University of Leicester, 2012.9.25)



Work focuses on future of Richard III site (Leicester City Council,  2012.9.25)




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